日々、理美容業界のことを学んでいるTABEちゃん。
研修で先輩から教わり、学びまとめたノートの一部を公開!
今回の研修では、ヘアミルクについて教わったよ。髪質や悩みが異なるお客さまに、理美容師さんたちが専門知識をもとにした具体的なアドバイスができるよう、今回はヘアケアとスタイリングの両方ができるヘアミルクについて、TABEちゃんなりにまとめてみたよ。
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ヘアミルクの役割や特徴とは?
ヘアミルクはスタイリング剤としてだけでなく、以下のような役割や特徴も持つ。
ヘアミルクのタイプ
ヘアミルクのタイプは主に2つ。
● スタイリング
● 髪のケア
ヘアミルクにはスタイリング剤としてだけではなく、ダメージを補修する成分が含まれており、髪をケアできるものも多い。ヘアミルクを使うことで、髪内部へ補修成分が浸透するため、しなやかな髪へと近づく。
ヘアミルクの中でも、ダメージ補修を重視したものや指通りのよさを重視したものなど、商品によって特徴が異なるため、髪質や悩みに合わせて選ぶことが大切。
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ヘアミルクの特徴
ヘアミルクの特徴は主に以下の3つ。
● 保湿力が高い
● べたつきにくい
● 髪の補修をサポートする
保湿力が高い
水分量が多く保湿成分が豊富に含まれているヘアミルクには、乾燥を抑えて髪 にうるおいを与える効果がある。
保湿力に優れたヘアミルクを使用することで、しっとりとした質感でまとまりやすい髪になるため、ハイダメージによってパサついた髪や、乾燥によって広がりやすい髪に適している。
べたつきにくい
ヘアミルクには、水分と油分がバランスよく配合されているものの、油分量はそれほど多くないため、べたつきにくいのが特徴。
さらっとした軽いテクスチャーで髪全体になじませやすく、ふんわりとした自然な仕上がりになる。
髪の補修をサポートする
ヘアミルクには髪のダメージを補修する成分が含まれており、髪を補修ししなやかな状態に整える効果がある。
紫外線による乾燥や、ヘアアイロンの熱などによるダメージを補修するため、髪をすこやかな状態に近づけ、枝毛や切れ毛などの予防にもつながる。
ヘアミルクとヘアオイルの違い
アウトバストリートメントを選ぶ際、ヘアミルクとヘアオイルの違いを正しく理解しておくと、お客さまの髪質や悩みに寄り添った提案が可能。
ヘアミルクとヘアオイルの違いには、主に以下の2つがある。
● テクスチャー や仕上がり
● 髪へ与える効果
テクスチャーや仕上がり
ヘアミルクは粘度の低いゆるめの乳化物であるため、髪全体になじませやすく、ウェーブ状の髪に束感を作るのに向いている。
一方、ヘアオイルには水分が含まれておらず液状の油分のみで作られているため、髪になじませやすい特徴がある。塗布感の軽いヘアオイルが一般的ではあるものの、油分の違いにより、さらっとしたものからしっとりしたものまで、さまざまな質感のものがある。
髪へ与える効果
ヘアミルクは主に髪の内側に作用する。髪を保湿し、ダメージを補修する効果があるため、柔らかく扱いやすい髪へ整えることができる。
ヘアオイルは主に髪の外側に作用する。髪表面のキューティクルを整え、乾燥や摩擦、熱などから保護する役割があるため、ハリやコシのある強い髪に整える効果がある。
ヘアミルクではパサつきや広がりを抑えられないというお客さまには、「ヘアクリーム」がおすすめ。ヘアクリームは髪を保湿しつつ、程よくコーティングまでできるヘアミルクとヘアオイルの中間のような製品のため、ヘアミルクよりもややウェットな質感になる。
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ヘアミルクはどのような人に使うのがおすすめ?
ヘアミルクの使用が向いているのは、主に以下のようなお客さま。
● 髪をやわらかな質感にしたい
● 適度にボリュームを抑えたい
● 髪が乾燥している
● 毛先のパサつきが気になる
● 巻き髪やパーマの動きを出したい
髪を保湿し、ダメージを補修するタイプのヘアミルクは、特に乾燥によるうねりや広がり、ダメージによる髪のパサつきに悩むお客さまにおすすめ。
ヘアオイルと比較するとふんわりとした自然な質感になるため、オイルを使うと髪がペタンとしてしまうお客さまにも向いている。
ヘアミルクの使い方のポイント
ヘアミルクを効果的に使うためには、以下のポイントを意識することが大切。
● 主に髪が濡れている状態で使用する
● ヘアミルクは毛先からなじませる
ポイント1.主に髪が濡れている状態で使用する
ヘアミルクは、シャンプー後にタオルドライを行った、濡れている髪への使用が一般的。
濡れている髪はキューティクルが開いているためヘアミルクの成分が浸透しやすく、効果が高まりやすい。
ポイント2.ヘアミルクは毛先からなじませる
使用量は髪の長さや毛量、ダメージ具合によって異なるものの、おおよそ1~2プッシュ程度が目安。量が多いと髪がべたついたり乾くのが遅くなったりするため、まずは1プッシュ分塗布し、様子を見ながら量を調整するのがおすすめ。
手のひらに適量のヘアミルクを取って伸ばし、内側の毛先に揉み込むように塗布した後、頭皮につかないように注意しながら、髪の外側や根元に向かってなじませていく。
ヘアミルクで髪を整えたら、ドライヤーで髪を根元から乾かす。
髪にさらにツヤを出したい場合は、ヘアオイルを併用するのがおすすめ。ドライヤーの後 ヘアミルクと同様に、毛先から 塗布するとツヤのある仕上がりに。
まとめ
最近はナチュラルヘアの流行で、髪のダメージをケアできるスタイリング剤の人気が高まっているみたい。ヘアミルクには髪を保湿してダメージを補修する役割があるから、乾燥やダメージによる髪の悩みを持ったお客さまにおすすめなんだね。
ヘアミルクの効果を最大限引き出すためには、お客さまの髪の状態や悩みにあったものを選んで、正しい使い方をすることが大切って改めて分かった!
理美容師さん達がお客さまにヘアミルクの説明や紹介をするとき、「ケアできるスタイリング剤」と伝えるか、「洗い流さないトリートメント」と伝えるかで印象が変わるよね。もし「スタイリング剤をつけたくない」というお客さまがいたら、「洗い流さないトリートメント」という表現で紹介するなど、それぞれのお客さまにあった表現を使うとよさそう!と思ったよ。TABEちゃんも理美容師さんたちの力になれるように、もっとたくさん専門的な知識を身につけていかなくっちゃ!
ということで、TABEちゃんの最強サロンソリューションパートナーになるための学びはまだまだ続く~。
参考:『きほんの毛髪科学』(タカラベルモント著・女性モード社刊)
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