日々、理美容業界のことを学んでいるTABEちゃん。
研修で先輩から教わり、学びまとめたノートの一部を公開!
今回の研修では、ヘアオイルの使い方について教わったよ。ヘアオイルの使い方や選び方に悩むお客さまに理美容師さんたちがアドバイスしやすくなるように、ヘアオイルの種類や効果、使用するときのポイントについて、TABEちゃんなりにまとめてみたよ。
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ヘアオイルの主な効果
ヘアオイルの効果には、主に以下の3つがある。
●髪を保護する
●髪にツヤやうるおいを与える
●スタイリングをしやすくする
髪を保護する
ヘアオイルの主成分である油分は髪の表面にとどまるため、髪の外側をコーティングし、ダメージの原因となる以下の外的要因から髪を保護する効果がある。
●ヘアアイロンやドライヤーなどの熱
●紫外線
●乾燥
●ホコリ
●摩擦
髪にツヤやうるおいを与える
ヘアオイルでコーティングすると、髪に自然なツヤを与えるだけでなく、髪内部の水分を閉じ込めることができる。乾燥によるパサつきも抑えられるため、枝毛や切れ毛の予防にも効果的。
スタイリングをしやすくする
ブローをする前にヘアオイルで髪を保湿することで、乾燥して広がりやすい髪がまとまりやすくなり、スタイリングしやすい状態へと整えられる。
ベース成分別ヘアオイルの種類
ヘアオイルは使用する目的やベースとなる成分によって、いくつかの種類に分けられる。
使用目的別
ヘアオイルを使用目的で分類すると、以下の2種類。
●アウトバストリートメントオイル
●スタイリングオイル
アウトバストリートメントオイルは、髪をドライヤーなどの熱ダメージから守る効果があり、主にヘアケアを目的としている。
一方、スタイリングオイルは濡れ感を演出したり、保湿してまとまりをよくするなど、スタイリングした髪をキープするために、乾きにくいオイルで作られている。
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ベース成分別
ヘアオイルをベース成分で分類すると、以下の2種類。
●シリコーンベースのヘアオイル
●植物油ベースのヘアオイル
「ジメチコン」や「ジメチコノール」などのシリコーンが多く含まれるヘアオイルは、コーティング効果が高いのが特徴。粘性はあるが、ダメージによる毛髪の絡まりや引っかかりをなめらかにし、サラサラとした指通りのよい髪へと整える。
「シア脂」や「ホホバ油」などの植物油が多く含まれるヘアオイルは、シリコーン類は配合されないことが多く、保湿効果が高いのが特徴。しっとりとした質感でおさまりやすい髪へと整えるため、束感を出しやすく、スタイリング剤として使用されることもある。
ヘアオイルの使い方
ヘアオイルの効果を最大限引き出すためには、正しい使い方をすることが大切。「シャンプー後のヘアケア」と「スタイリング剤」の2パターンの使用方法は以下。
【シャンプー後のヘアケア】としての使い方
STEP1. タオルドライをして、髪から余分な水分を取り除く
洗髪後、タオルで髪の水気を優しく拭き取る。髪をゴシゴシ擦るとダメージの原因になるためNG。
STEP2. 毛先などパサつきやダメージが気になる部分からなじませる
ヘアオイルを適量取り、手のひらに広げて軽く温めた後、パサつきやダメージが気になりやすい毛先を優しく握るように揉みこむ。残ったヘアオイルを髪の中間や内側から、髪全体になじませていく。
STEP3. 熱ダメージに注意しながらドライヤーで髪を乾かす
濡れた髪はダメージを受けやすいため、ヘアオイルを塗布したらすぐにドライヤーで乾かす。熱ダメージを抑えるために、ドライヤーは髪から20cm以上離すのがポイント。
ドライヤー後も髪のパサつきが気になる場合は、少量のヘアオイルを追加するのがおすすめ。
【スタイリング剤】としての使い方
STEP1. ドライヤーでブローをして、髪全体を整える
ドライヤーで髪全体の形を整え、必要であればヘアアイロンやコテでセットを行う。ヘアアイロン用のヘアオイルは熱から髪を守る効果があるため、ヘアアイロンの前に使用する。
STEP2. ヘアオイルを手に取り、髪になじませる
ヘアオイルを適量、手のひらに広げてなじませた後、髪の内側から手ぐしで後頭部や側頭部の中間から毛先にかけて塗布していく。ヘアオイルを根元につけると、髪が重い印象になるため要注意。
STEP3. 手に残ったヘアオイルを髪の表面・前髪になじませる
残ったオイルは、髪の表面や前髪になじませる。髪の表面や前髪はオイルを付けすぎるとベタベタした印象になるため、少量ずつ付けるのがポイント。
ヘアオイルを使うときのポイント
ヘアオイルで失敗しないためには、以下の3つのコツを意識すると良い。
●基本的にアイロンやコテの後に使用する
●つけ過ぎに気をつける
●髪質や目的に合ったテクスチャーのオイルを選ぶ
基本的にアイロンやコテの後に使用する
熱から髪を守る効果のあるヘアアイロン用のヘアオイルなどであれば、アイロンやコテの前でも使用できるが、ヘアオイルは髪の表面に油膜をつくるため、過度な熱を与えてしまい、ダメージの原因になりやすい。
つけ過ぎに気をつける
ヘアオイルの適量は髪質や毛量によって異なるものの、ショートやボブで1~2プッシュ、ミディアムやセミロングで2~3プッシュ、ロングで3~4プッシュ程度が目安。
髪質や目的に合ったテクスチャーのオイルを選ぶ
ヘアオイルは、以下のように髪質や毛量、使用する目的によって適したものを選ぶことが大切。
●軟毛・毛量が少ない:軽めのテクスチャーでサラッとしたヘアオイル
●硬毛・毛量が多い:重めのテクスチャーでしっとりとしたヘアオイル
●スタイリング用:ツヤ感が出やすいヘアオイル(束感やウェットな質感を演出したい場合は、重めのテクスチャーのヘアオイルがおすすめ)
まとめ
色々な種類があるヘアオイルだけど、髪質や毛量、目的にあったものを選ぶことが大切なんだね。そして、ヘアオイルの効果を最大限引き出すためには、正しい使い方をしないといけないということも改めて分かった!
ヘアオイルの種類や正しい使い方についての知識を身につけることで、お客さまに合った商品を使ったり紹介したりできるから、お客さまにも喜んでもらえそうだよね。TABEちゃんももっと理美容師さんたちの力になれるように、どんどん知識を増やしていかなくっちゃ!
ということで、TABEちゃんの最強サロンソリューションパートナーになるための学びはまだまだ続く~。
参考:『きほんの毛髪科学』(タカラベルモント著・女性モード社刊)
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