基本から学ぶ!パーマの知識はどんなシリーズ?
パーマスタイルを表現するには「薬剤の理解」「毛髪の見極め」「ワインディング技術」など様々な知識が必要です。
その中でもパーマに使用する薬剤は種類や使い方のバリエーションも豊富にあります。
このシリーズは、パーマで使用する薬剤それぞれの特性を理解して使いこなすための知識が学べるシリーズです。
パーマのしくみを学ぼう!
Vol.5 クリープって何?★今回はコチラ
Vol.6 2液を塗布した髪には、どのような変化があるの?
Vol.7 2液の違いによる作用の違いとは?
Vol.8 ホット系パーマとコールド式パーマの違いって?
Vol.9 どのような施術がパーマのダメージにつながるの?
クリープとは?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
クリープという言葉を耳にしたことはあっても、具体的に「どんな現象」で「どのような工程」なのかよくわからない…そんな方も少なくないのではないでしょうか。
今回はクリープの目的や毛髪内部でどのような現象が起こっているのかを学び、パーマ施術のクオリティアップを目指しましょう!
こんなことが学べます
■ クリープの目的とプロセス
■ クリープパーマのメリット・デメリット
■ クリープ現象の実際
■ クリープで活躍する「毛髪内1液」とは
クリープの目的とプロセス
クリープとは、中間水洗後に毛髪の水分を保ちながら、低い温度(55 °C以下)で加温する工程のこと。
具体的には、
①ワインディングによって毛髪内に生じた内部構造のゆがみ、
つまりストレスを、コルテックスを移動させることによって取り除く。
②還元時に毛髪内で発生するシステイン(=毛髪内1液)の力によって、
中間水洗後にもゆるやかな還元作用を持続させられる。
このため、クリープの工程を経ると、1液を必要以上に作用させることなくリッジや弾力を出せる。
また、毛髪に残るゆがみも減るので、カールの持続性も高まる。

クリープパーマのメリット・デメリット
<メリット>
・根元にボリュームを出せる
・しっかりリッジが出る
・やわらかくプリっとした質感になる
<デメリット>
・ 時間がかかる
クリープ現象の実際
クリープ時に、毛髪内部ではどのような現象が起こっているのか、イラストで見ていきましょう。

クリープで活躍する「毛髪内1液」とは
パーマ1液塗布により、毛髪に含まれる約3%のシスチン結合が切れると、毛髪内部には還元作用の非常にゆるやかな「毛髪内1液(還元作用のあるSH)」が生じる。
この「毛髪内1液」は、中間水洗でパーマ1液を洗い流しクリープさせると働きはじめ、ストレスのかかっているシスチン結合を切り、毛髪内をストレスのない状態へ導く。


TB-PLUSは、タカラベルモント株式会社が運営している<サロンとあなたの“明日”に役立つ情報サイト>。
クリエイティビティを刺激するトレンド情報からサロン経営のヒントまで、成長と意欲につながるトピックやノウハウをお届けし、あなたのサロン人生を応援していきます。
\友だち追加 お願いします♪/
LINE公式アカウント タカラベルモント for salonで、最新情報を発信中!
「特集:技術を磨き、知識を深める。スキルアップにつながるヒント」の他の記事
-
『id2024』ゴールドプライズW受賞 LECO新世代クリエイターの制作現場の舞台裏
この記事は
参考になる!
この記事を
あとで読む!
-
動画で学ぶ「クセ毛対応カット」
この記事は
参考になる!
この記事を
あとで読む!
-
Vol.4 中間水洗をするのは何のため?
この記事は
参考になる!
この記事を
あとで読む!
この記事は参考に
なりましたか?
この記事は参考になる!
この記事をあとで読む!
あなたの興味のある「#タグ」や「カテゴリ」「シリーズ」などを「気になる!」登録すると、関連するコンテンツがMy:TB-PLUSに自動で表示されるようになり、最新のコンテンツを見落とす心配や、コンテンツを探す必要がなくなりとっても便利です。