日々、理美容業界のことを学んでいるTABEちゃん。
研修で先輩から教わり、学びまとめたノートの一部を公開!
今回の研修では、ヘアクリームの特徴や使い方について教わったよ。髪の広がりやパサつきに悩むお客さまに、理美容師さんたちが最適なスタイリング剤の提案やアドバイスがしやすくなるような内容だったんだ。ヘアクリームの使い方のポイントやヘアクリームをおすすめしたい人の特徴まで、TABEちゃんなりにまとめてみたよ。

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ヘアクリームの特徴

ヘアクリームの特徴は以下の3つ。
●液状油分系が主なセット成分
●ツヤとまとまりを与える
●軽く、ややウエットな質感
液状油分系が主なセット成分
スタイリング剤に含まれるセット成分(髪の動きや質感をコントロールする成分)は、主にセットポリマー、固形油分、液状油分の3種類に分類される。
剤形の見た目は似ていても、成分によって機能は異なる。
>>>ほかの剤形のスタイリング剤についてくわしく知りたい理美容師さんにおすすめの記事
ヘアクリームは、アウトバストリートメントによく見られる液状油分系のヘアスタイリング剤に分類される。ヘアスタイルのキープ力は弱いものの、しっとりとした仕上がりになるのが特徴。

ツヤとまとまりを与える
液状油分系のヘアクリームは毛髪1本1本をコートする性質があり、指通りをよくする効果が期待できる。成分が髪の内部まで浸透しやすく、髪に自然なツヤ感とまとまりを与える。
軽く、ややウエットな質感
水分と油分で構成されたヘアクリームは、オイル感がありつつも軽い使用感で、ややしっとりとした印象に仕上がる。油分が多いクリーム状のテクスチャーのため、髪のボリューム調整が可能。ふんわり感を残しつつも、髪のくせや広がりを和らげられる。
ヘアクリームを使うのがおすすめの人

ヘアクリームは以下に当てはまる人におすすめ。
●まとまりのあるツヤ髪へと整えたい
●ヘアミルクではまとまりが物足りない
●ドライヤー前のヘアケアから朝のスタイリングまでヘアアイテムは1本で済ませたい
まとまりのあるツヤ髪へと整えたい
ヘアクリームには油分と水分がバランスよく配合されているため、うるおいやツヤを与えるだけでなく、髪をまとまりやすくする働きがある。髪のごわつきやパサつき、広がりが気になり、自然なツヤとまとまりのある髪へと整えたい方におすすめ。
ヘアミルクではまとまりが物足りない
ヘアクリームとヘアミルクは含まれる成分は似ているが、ヘアクリームのほうが油分が多く水分が少ないため、しっとりとした仕上がりになる。ヘアオイルのベタつきや重さが苦手だが、ヘアミルクではまとまりが物足りない方におすすめ。
ドライヤー前のヘアケアから朝のスタイリングまで、ヘアアイテムは1本で済ませたい
スタイリング剤は、「髪を固めるタイプ」と「ケアするタイプ」に分類できる。ヘアクリームは「ケアできるスタイリング剤」タイプのものが多いため、ヘアケアからスタイリングまでをヘアクリーム1本で済ませられる。
軽やかな仕上がりでほどほどのセット力があるヘアクリームであれば、ナチュラルな束感や濡れ感のあるスタイリングに仕上げることも可能。
🖊TABE-MEMO
ヘアクリームにはさまざまなタイプがある。アイロンやドライヤーの熱ダメージが気になる髪には「ヒートプロテクト処方」のもの、紫外線ダメージが気になる髪には「UVカット処方」のものなど、悩みやケアしたい目的にあわせて選ぶとよい。
ヘアクリームの使い方のポイント

ヘアクリームの使い方のポイントは以下の3つ。
●少量ずつ手に取る
●ヘアクリームを塗布する順番に注意する
●髪のダメージによって毛先に重ねづけする
ポイント1.少量ずつ手に取る
ヘアクリームを塗布しすぎると、油分で髪がベタベタし、見た目にも油っぽさや重さが出ることがある。また、髪がぺたんとしてボリュームが少なくなってしまったり、クリームが毛穴に詰まって頭皮トラブルを起こしたりする恐れもあるため、使用量を調整しながら毛先を中心に少しずつ塗布する。
ポイント2.ヘアクリームを塗布する順番に注意する
ヘアクリームを手のひらに取り、指の間までよく伸ばしてから毛先、髪の内側、表面の順に塗布していく。表面からヘアクリームを塗布するとベタッとした仕上がりになるため、最後に手に残ったクリームを髪の表面や前髪に塗布するくらいにするのがポイント。
ポイント3.毛先は重ねづけするのも◎
髪の乾燥によるダメージは毛先から進むとされているため、ダメージが気になる場合は、意識的に毛先に優しく揉み込むようにするとよい。ダメージヘアには、アウトバストリートメントと同類の成分が含まれているトリートメント効果の高いヘアクリームを使うのがおすすめ。
まとめ
液状油分系のスタイリング剤であるヘアクリームは、髪にツヤやうるおいを与えたり、広がった髪をまとめたりする効果が期待できるから、ヘアケアアイテムとしても使えるんだね。仕上がりがベタッと重くならないように毛先まできれいにまとめるためには、ヘアクリームを正しく使うことが大切だって分かったよ。
スタイリング剤の違いについて知ることで、お客さまの髪質や希望の仕上がりに合わせたヘアケアやスタイリングについて、より具体的なアドバイスができそうだよね。TABEちゃんももっと理美容師さんたちの力になれるように、スタイリング剤についての専門的な知識を身につけていかなくっちゃ!
ということで、TABEちゃんの最強サロンソリューションパートナーになるための学びはまだまだ続く~。
参考:『きほんの毛髪科学』(タカラベルモント著・ヘアモード社刊)
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