今回の研修では、ドライヤーの寿命や正しい使い方について教わったよ。
理美容師さんにとって、ドライヤーは毎日の施術に欠かせない商売道具。使い方や保管の仕方を間違えると寿命を縮めるだけでなく、故障や事故のリスクにもつながるから、適切な扱い方を知っておきたいよね。正しい知識を身につければ、お客さまから自宅で使うドライヤーについて聞かれたときにも自信を持ってアドバイスできるようになりそう!
この記事では、ドライヤーの寿命が近づいているサインや長持ちさせる使い方、買い替え時に確認したいポイントまで、TABEちゃんなりにまとめてみたよ。
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ドライヤーの平均寿命は3~4年
ドライヤーにも寿命があり、使用頻度やドライヤーのタイプによって劣化の進み方は異なる。寿命の目安を把握しておくことで、故障や事故のリスクを未然に防げる。
ドライヤーの寿命を左右する主なポイントは以下の2点。
●寿命はモーターの耐用時間で決まる
●機能による寿命の違い
寿命はモーターの耐用時間で決まる
メーカー・機種によるものの、ドライヤーの買い替えを検討する目安は3〜4年。ドライヤーの中で最も消耗が早い部品は、ファンを高速回転させる「モーター」。モーターが故障すると送風できなくなるため、本体に外観上の異常がなくても買い替えが必要になる。
モーターは使用時間の積み重ねによって徐々に劣化するため、使用頻度が高いほど寿命も短くなる傾向がある。
業務用ドライヤーの場合は、1日に複数のお客さまへの施術で使用するため、寿命の目安はさらに短くなる。ただし、業務用として広く使われているモデルは耐久性に優れた設計のものが多く、使用頻度が高くても長く使い続けられる傾向にある。
機能による寿命の違い
ドライヤーの寿命は、搭載している機能やモーター構造によっても差が生じる。
マイナスイオン機能付きのドライヤーは、送風機能に加えてイオンを発生させるための部品を搭載している。製品や使用状況によっては、ドライヤー本体としての送風機能は維持されていても、マイナスイオン機能が十分に発揮されなくなるケースがある。
一方、ブラシレスDCモーターが搭載されている製品は、通常のモーターで摩耗しやすいブラシを使わない構造のため、劣化しにくく寿命が長い傾向にある。製品によっては耐用時間が1,000時間を超えるものもあり、業務での使用や長期使用に適している。
■TABEMO(TABE-MEMO) :DCモーター・ブラシレスDCモーターとは
DCモーター(直流モーター):乾電池などの直流電源で動くモーター。AC(交流)モーターと比べて小型・軽量で回転数のコントロールがしやすいため、家庭用ドライヤーを中心に広く採用されている。
ブラシレスDCモーター:DCモーターの一種で、電流を流す接点の「ブラシ」を持たない構造が特徴。一般的なDCモーターより耐久性が高く、静音性にも優れているため、業務用ドライヤーへの採用が増えている。
理美容室ではドライヤーの使用頻度が高く、家庭用に比べてモーターや内部部品への負担が大きくなる傾向がある。
そのため、寿命の目安を把握したうえで定期的な点検や早めの買い替え判断を行うことが、施術の安全性と作業効率の維持につながる。
ドライヤーの寿命が近づいているサイン|故障前の前兆をチェック
寿命が近いドライヤーをそのまま使い続けると、やけどや電気火災などのトラブルにつながるおそれがある。異常に気づいたら早めに使用を中止し、修理または買い替えを検討することが重要。
寿命が近いドライヤーに見られるサインは以下の5つ。
●本体やコードが熱くなる
●焦げたにおいがする
●使用中に異音がする
●電源が入りにくい・途中で切れる
●温風の温度が低下する
本体やコードが熱くなる
吹き出し口ではなく本体が熱くなる場合、温度をコントロールする安全装置の故障が疑われる。持ち手部分が高熱を帯びるとやけどのリスクもあるため、注意が必要。
コードが熱くなる場合は、断線しかけている可能性がある。そのまま使い続けるとコードが溶けてショートし、電気火災につながるおそれがある。使用後に本体やコードが触れないほど熱い場合は、すぐに使用を中止する。
焦げたにおいがする
焦げたにおいが発生する原因は、主に2つ考えられる。
1つ目は、吸い込み口・吹き出し口に溜まったほこりや髪が熱で焦げているケースで、電源を切りプラグを抜いた後、ティッシュや綿棒でほこりを除去すると改善することがある。
2つ目はモーター自体が劣化・発熱して焦げているケース。発火につながるおそれがあるため、ほこりを除去しても焦げたにおいが消えない場合は、すぐに使用を中止する。
使用中に異音がする
「カラカラ」という音が聞こえる場合は、内部の部品が外れて転がっている可能性がある。外れた部品がモーターやヒーターに接触すると、発火につながるおそれがあるため、異音がする場合は無理に使用せず、安全のため早めに使用を中止する。
「キーキー」という音がする場合は、モーター内部の部品が損傷している可能性が高い。ファン内のほこりを除去しても異音が続く場合は、買い替えを検討する。
なお、マイナスイオン機能付きのドライヤーは、イオン発生部分の汚れが原因で異音がすることもあり、お手入れで改善する場合がある。
電源が入りにくい・途中で切れる
スイッチを入れてもすぐに動かない場合は、スイッチの接触不良やモーターの異常が疑われる。
使用中に電源が突然切れる、または勝手に切れたり入ったりを繰り返す場合は、コードの断線やモーターの故障が原因である可能性が高い。
いずれも感電・発火のリスクが高いため、早急に買い替えを検討する。
温風の温度が低下する
温風設定でもぬるい風しか出ない・冷風から温風に切り替わらない場合、ヒーター(電熱線)の劣化や故障が疑われる。
まず吸気口・吹き出し口のほこり詰まりを確認し、掃除をする。ほこりが原因で過熱防止装置が作動し、ヒーターの出力が下がっていた場合、掃除で改善することもある。ただし、電熱線の修理は困難なため、掃除をしても改善しなければ買い替えが必要になる。
ドライヤーの寿命を長くする使い方
日々の使い方や保管の仕方次第で、ドライヤーの寿命は大きく変わる。誤った使い方は故障だけでなく発火や感電にもつながるため、正しい扱い方を理解しておくことが重要。
ドライヤーを長持ちさせるためのポイントは以下の5つ。
●電源コードのねじれ・巻き付けに注意する
●髪とドライヤーの距離を適切に保つ
●電源を切る前に冷風モードに切り替える
●吸気口と吹き出し口を定期的に掃除する
●高温多湿・直射日光を避けた場所で保管する
電源コードのねじれ・巻き付けに注意する
コードをドライヤー本体に巻き付けたり、付け根を折り曲げたりすると断線・ショートの原因になるため、コードはゆるやかに束ねた状態で保管する。専用ホルダーやコードフックを活用するのがおすすめ。
コードがコイル状にねじれたまま使用すると、本体に想定外の電圧がかかり、破損や発火の原因になる。購入時に束ねられているコードも、必ずほどいてから使用する。
髪とドライヤーの距離を適切に保つ
髪とドライヤーの距離が近すぎると吹き出し口を塞ぎ、内部の温度が上がってモーター故障の原因になるため、吹き出し口(ノズル側)は髪から3cm以上離して使用する。
また、髪を近づけすぎると内部に巻き込まれる可能性があるため、吸気口からは10cm以上離して使用する。ロングヘアの場合は、毛先がノズルに近づいても熱を感じにくく気づかないこともあるため、特に距離を意識することが大切。
電源を切る前に冷風モードに切り替える
温風モードの直後に電源を切ると、モーターに負荷がかかった状態になり、寿命を縮める原因になる。電源を切る前に冷風モードに数秒〜30秒切り替えることで、モーターをクールダウンさせ、消耗を抑えられる。
また、冷風を髪全体に30秒〜1分程度あてるとキューティクルが引き締まり、ツヤが出やすくなるため、ヘアドライの仕上げとして行うと髪・ドライヤーの両方にメリットがある。
吸気口と吹き出し口を定期的に掃除する
ほこりや髪がフィルターや通気口に溜まると空気を取り込みにくくなり、モーターに負荷がかかって故障の原因になりやすい。発火のおそれもあるため、定期的な清掃が重要になる。
家庭用ドライヤーの清掃頻度は月1回以上が推奨されており、使用頻度が高い業務用ドライヤーの場合は、さらにこまめな掃除が必要。
手順は、電源を切りプラグを抜いてから吸気口・吹き出し口のほこりや髪をティッシュ・綿棒・歯ブラシなどで除去するのが基本。内部にほこりが詰まっている場合は、掃除機で吸い取る方法もある。具体的なお手入れ方法は、各製品の取扱説明書に従う。
高温多湿・直射日光を避けた場所で保管する
洗面所・浴室など高温多湿の環境はモーターの故障につながりやすいため、湿度が低く適度に換気されている場所で保管する。
直射日光が当たる場所はプラスチック部品の劣化を早めるため避け、落下による故障リスクがある高い場所や不安定な場所での保管も避ける。
理美容室ではシャンプーボウル付近など湿気の多い場所を避け、施術台や保管棚などの乾燥した場所に収納することを心がけるとよい。
ドライヤーの買い替え時に確認したいポイント
ドライヤーを新調するときは、使用環境や目的に合ったスペックを選ぶことで、長く使い続けられる。理美容師が業務で使用する場合は、長時間の使用に耐えられる耐久性と、施術中の疲労を左右する使いやすさが特に重要な選定基準となる。
買い替え時に確認したいポイントは以下の2つ。
●耐久性
●使いやすさ
耐久性
長く使うことを重視するなら、ブラシレスDCモーター搭載モデルが有力な選択肢となる。耐用時間が長く、業務や長期間の使用に向いている。
マイナスイオン・遠赤外線などのヘアケア機能付きモデルは、送風機能は維持されていてもヘアケア機能を担う部品が先に劣化し、効果が低下するケースがあるため、使用頻度と目的に合わせて選択するとよい。
また、修理対応やアフターサービスの充実度もメーカー選びの基準になる。
使いやすさ
風量は1.0〜1.4m³/分が一般的な家庭用の目安で、業務で使用したり速乾を重視する場合は1.4m³/分以上が向いている。風量が強いほど乾かす時間が短縮され、モーターを使う時間も短くなる。
重さは一般的な家庭用で400〜600g程度。理美容師が一日中使用する場合は腕・肩への負担が大きくなるため、軽量モデルが適している。
コードの長さ・折りたたみ機能の有無・グリップの形状なども、使いやすさを左右する。
まとめ
ドライヤーの平均寿命は3~4年といわれているんだね。理美容室で使う業務用ドライヤーは耐久性に優れた設計のものが多いけど、定期的な点検・買い替えが重要だってわかった!
ドライヤーが故障するとやけどや発火につながるおそれもあるから、焦げたにおい・異音・本体やコードの異常な熱さ・電源トラブル・温風温度の低下などの症状が現れたら、すぐに使用を中止しないといけないんだね。
ドライヤーを長持ちさせるためには、保管場所に気をつけたりこまめに掃除したりして、丁寧に使うことが大切なんだなぁ…。
TABEちゃんももっと理美容師さんたちの力になれるように、ドライヤーなどの理美容機器についての専門的な知識を身につけていかなくっちゃ!
ということで、TABEちゃんの最強サロンソリューションパートナーになるための学びはまだまだ続く~。
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