最近、TABEちゃんの会社員の友達が「今副業している動画編集でいつか独立したい!」「独立して仕事もプライベートも充実させたい!」って話していたんだ。そういえば、フリーランス(面貸しや業務委託、シェアサロンなど)として働く理美容師さんが増えていることは前に勉強したなぁ。
独立するという意味では、独立開業という方法もあるよね。ライフスタイルも多様化しているし、色々な働き方があるから、それぞれのメリット・デメリットを把握することが大切だって先輩が教えてくれたよ。
ということで今回は、フリーランスや独立開業などの理美容師さんの働き方について、先輩に教えてもらったポイントを紹介するね。

🖊TABEMO(TABE-MEMO)
社会保険に加入しているお店で働いている理美容師さんが、フリーランスになるとサロン加入の社会保険の対象外に。
フリーランスになると歩合率が高くなり手取りが増える反面、社会保険への再加入や年金受給額の減少に備えた資金形成や、病気やケガなどのリスクに備えておく必要があるから、その点は留意しておく必要が。また、個人事業主として確定申告や経理業務を自分で行う必要もある。
▼サロン加入の社会保険のメリットなどは以下のサイトが参考に!
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フリーランスの理美容師とは?

フリーランスの理美容師さんの働き方については前に学習したけど、どういう理美容師さんのことを「フリーランス」っていうのかはちょっと曖昧かも…。改めて調べたことをまとめてみるね。
フリーランスとは、特定の企業に属さず、個人事業主として継続的な事業所得を得ている人のことなんだって。
🖊TABEMO(TABE-MEMO)
フリーランスとして働く場合、事業を開始してから1ヶ月以内に個人事業の開業を知らせる開業届を税務署に提出することで、節税や社会的信用などの面でメリットを得られる。
フリーランス理美容師の働き方

フリーランスの理美容師さんには、主に3つの働き方があるんだよね。これはTABEちゃん学習済み!改めて、それぞれの働き方のメリット・デメリットをまとめてみるね。
● 業務委託
● 面貸し
● シェアサロン
業務委託
業務委託とは、フリーランスの理美容師さんと理美容室の間で「雇用契約」ではなく「業務委託契約」を結び、理美容師さんの業務量に応じて理美容室が報酬を支払う仕組みのこと。
フリーランスの理美容師さんが業務委託で働く場合、その理美容室のスタッフとして働くことになるため、集客を理美容室側に任せられる。
ただしその一方で、薬剤やシャンプーなどの備品の準備や管理を自分で行い、経費として負担しなければならないこともあるため、理美容室側に事前に確認しておくことが大切。
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面貸し
面貸しとは、理美容室の1席をフリーランスの理美容師さんに貸し出す仕組みのことで、「ミラーレンタル」と呼ばれることもある。理美容師さんは、面貸しで得た収益の一部をレンタル料金としてオーナーに支払う。
理美容師さんが面貸しを利用する主なメリットは、基本的には理美容室にあるシャンプーやカラー剤、パーマ剤などの備品を使えること。
一方で、理美容室の予約が埋まっていたり、ほかのフリーランスの理美容師さんが利用していたりすると、希望する時間に席が取れないこともあるのがデメリット。
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シェアサロン
シェアサロンとは、椅子やシャンプー台などの設備を借りられる理美容室のこと。理美容師さんは規定の金額を支払えば、シェアサロンを自由に使える。最近では個室が完備されているシェアサロンもある。
理美容師さんがシェアサロンを使う主なメリットとしては、好きな場所で働けることが挙げられる。複数のシェアサロンを利用できるため、比較的自由度の高い働き方ができる。
場所を借りて営業する点では面貸しと似ているが、シェアサロンは施術する区画(スペースのみ)をフリーで貸し出しを行っているイメージで、他のフリーランスの理美容師さんと同じ環境で働くことが多いそう。
ただし、基本的に集客は自分で行わなければならないことがデメリット。正社員やパート、業務委託などの場合は、ある程度理美容室が集客してくれるが、シェアサロンはあくまでも場所の提供のみとなるため、集客までは任せられない。
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理美容師がフリーランスで働くメリット・デメリット

一口に「フリーランス」といっても、働き方によってメリットやデメリットも違うんだね。でも、共通する特徴もあったような…。TABEちゃん、前に学習した内容を思い出しながら、3つの働き方に共通するメリット・デメリットをなるべくわかりやすくまとめてみるね。
メリット
理美容師さんがフリーランスで働くメリットは、主に以下の2つ。
●初期費用やランニングコストを抑えられる
●柔軟な働き方ができる
●1人のお客さまと深く向き合える
初期費用やランニングコストを抑えられる
自分で理美容室を新規開業する場合、必要な資金の目安は1,000~2,000万円。ただし、店舗を構えずに独立できるフリーランスであれば、契約にもよるものの業務委託や面貸し、シェアサロンを利用するどの働き方であっても、一通り設備が整っている理美容室で働けるため、初期費用やランニングコストを抑えて働ける。
特定の理美容室にも属さないかつ、さまざまな場所で働くことが多くなるということは、指名予約の獲得が重要になりそう。そうなると、やっぱり、SNSを活用した集客などが大事になりそうだね。
柔軟な働き方ができる
フリーランスの理美容師さんは好きな時間に働けるため、決まった時間に働くことが多い正社員やパートと比較すると、柔軟で自由度の高い働き方ができるのが大きなメリット。「週2日」や「平日の日中だけ」など、出勤時間も比較的自由で、好きな時間に短期間だけ働きたい人におすすめらしいよ。また仕事内容も自分で選択できることもあるため、専門的なスキルを高めることも可能なんだって。
1人のお客さまと深く向き合える
フリーランスだと、施術をすることが主な業務になるから、1人のお客さまとじっくりと向き合えそうだね。
そして、お客さまはというと、あなたに施術してもらいたいという想いを持っている方が多く、自然と付き合いも長くなるし、信頼関係も築かれていることも多そうだね。
1対1の対応が通常だから、予約の調整や施術時間もある程度、自分でコントロールもできて、待ち時間などの問題も解消しやすく、そういったオペレーションの点でもお客さまの満足度は高まりそうだと思ったよ。
デメリット
理美容師さんがフリーランスで働くデメリットは、主に以下の2つ。
●社会保険や納税の手続きを自分で行う必要がある
●収入が安定しにくい
●技術を教わる機会が少ない
社会保険や健康保険、納税の手続きを自分で行う必要がある
フリーランスの場合、正社員やパートのように社会保険料や税金が源泉徴収されないため、自分で手続きをしなければならないのがデメリット。健康保険についても、国民健康保険に加入するなど、何かしらの対応が必要になるよ。
売上や経費を計算して確定申告をする必要があるため、日頃からきちんと管理しておく必要がある。
収入が安定しにくい
正社員の場合は基本的に毎月決まった固定給(基本給)をもらえるが、フリーランスの場合、施術するお客さまの数が収入に直結するため、お金の部分の不安要素がある。働き方にもよるものの、たくさんのお客さまに施術できれば多くの収入を得られる反面、集客できなければ収入が低くなってしまうこともある。収入が安定しにくいのは、フリーランスのデメリットといえる。
また病気やケガをした場合は収入が途絶えちゃうから、もしもに備えて保険に入るなどの対応策を考えておくことが大切みたい。
技術を教わる機会が少ない
フリーランスの理美容師さんだと、基本的に1人で仕事をすることが多いから、オーナーや先輩に見てもらったり、教えてもらうという環境が少なくなるよね。だから、技術に不安がある場合なんかは、講習会や勉強会などを探して、スキルアップを目指す必要があるみたい。
ただ、シェアサロンによっては、フリーランス同士で勉強会を開いたり、最新情報を共有する場があるところもあるみたいだよ。
フリーランスの理美容師に向いている人は?
フリーランスに向いている人の特徴としては以下があるみたい。
自己管理能力が高い
これは、フリーランスの理美容師さんにだけ必要というものではないと思うんだけど、フリーランスとなるとすべてを1人でやらないといけないから、自己管理能力が特に必要になるのかな?とTABEちゃんは思ったよ。
予約管理やスケジュール管理、道具の管理やもちろん収入や支出などのお金管理などをしっかりできる人は、売上アップのための計画なんかも立てやすく、お客さまの満足も満たしながら営業を行えるから、収入も安定できそうだね。
成長意欲が高い
指名客が多いフリーランスの場合、つきあいが長い分、飽きられるということも多くなってしまうのかも。
そのため、トレンドを勉強したり、技術やサービスを常に向上させようという成長意欲がリピーター率アップのカギになってくるのかな。
そして、お客さま数の維持のためには、失客も防ぐことができない時もあるから、新規の集客というのも大事になってくる。その時、SNSではどういうのがトレンドなのかなどの情報収集、それに必要な技術の習得なども必要になるみたい。
なるほど、これは成長意欲、大事だね!
フリーランスとはまた異なる選択肢「理美容室の開業」

理美容師さんが独立する方法には、フリーランスの他に「独立開業」という選択肢があるよね。ここでは、独立開業についてなるべくわかりやすくまとめてみるね。
フリーランスと独立開業の違い
フリーランスと独立開業は、自分の理美容室を持っているかどうかが一番の違いと言えそう。フリーランスの理美容師さんは、面貸しやシェアサロンを利用したり、理美容室の業務を委託してもらったりして施術をするから、自分のお店は持っていない。一方で、独立開業は理美容室を開業して、自分のお店で施術を行うんだって。
独立開業の魅力
独立開業の魅力は、自分のこだわりを反映した理美容室を開業できることみたい。メニューや価格設定、内外装、営業時間なども自分で決められるから、理想の理美容室づくりができるんだね。
独立開業の注意点
独立開業には開業資金だけでなく、毎月かかる家賃や水道光熱費、材料費などのランニングコストも必要になるから、しっかり事業計画を立てることが重要なんだね。
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まとめ
今回は、フリーランスの理美容師さんについて知ることができた!理美容師さんの働き方には色々あって、メリットやデメリットもそれぞれ違うんだね。
理美容室でスタッフとして働くほかにもフリーランスや独立開業などの働き方もあって、働き方の選択肢が増えているんだなぁ…とTABEちゃんも実感したよ。フリーランスと独立開業の違いも学んだし働き方についての知識が増えてきたけど、理美容師さんたちの活躍の場を増やせるように、これからもまだまだ勉強をがんばるよ!
ということで、TABEちゃんの最強サロンソリューションパートナーになるための学びはまだまだ続く~。
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