この間、家の近くの居酒屋さんが水漏れで一時休業になっていたんだ。その時、TABEちゃんの大切なお客さま、理美容室で同じことが起きたらどうなるんだろうってすごく不安になったんだ。
急いで先輩に確認すると「理美容室用の保険」というのがあることを知ったので、今回は、もしものときのための理美容室の保険の種類について、先輩に教えてもらってまとめてみたよ。
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理美容室用の保険ってなに?
理美容室用の保険は、お客さまはもちろん、スタッフである理美容師さん、オーナー、そしてお店そのものをトラブルから守るためにあるんだって。
例えば、お客さまが施術中にお店側が原因でケガをされた場合、お店は治療費などの損害賠償をする必要がある。その費用がもし多額だった場合、お店の経営に支障が出てしまうし、迅速に対応ができないとお店の評判も悪くなることも。
だからこそ、理美容室で起こるかもしれないケガや事故を想定して、保険に加入しておくことが大切なんだね。
理美容室で起こり得るトラブルとは?
理美容室で起こるかもしれないトラブルや注意点を「お客さま」「お店」「オーナーやスタッフ」別にまとめてみたよ。
●お客さまに起きるトラブル
一番気がかりなのは、お客さまに起きるトラブル。お客さまに起きるトラブルには、以下の2ケースがあるみたい。
・お客さま自身に被害が出てしまうケース
・お客さまの持ち物に被害が出てしまうケース
お客さま自身への被害
カット中にハサミで傷つけてしまう・ヘアアイロンで火傷をさせてしまう、使用した薬剤が合わず身体にトラブルが発生してしまう…などお客さま自身に被害が発生するケース。
ほかにも、お店にある段差やコードに足をひっかけて転んだり、髪の毛や濡れた床で滑ったりなど…もあり、色々な危険があるんだね。
お客さまの持ち物に被害
薬剤がお客さまのお洋服などについたり、預かっているカバンやコートを紛失してしまったり、傷つけてしまったりする…などお客さまの持ち物に被害が発生するケース。
●お店に起きるトラブル
お店に起きるトラブルとしては、以下のケースなどがあるみたい。
・事故
・事件
・災害
事故
例えば、火災やシャンプー台からの水漏れ、壁の破損など。
賃貸の店舗だとテナントオーナーへの賠償責任補償が必要になる場合もある。
事件
例えば、泥棒や強盗に入られて、お店を壊されたり、レジのお金を盗まれたりすることも。お店に車が突っ込んでくるような交通事故に巻き込まれる可能性も。
災害
台風や地震などの自然災害でお店に被害が出ることも。例えば、理美容室はガラス張りになっていることが多いから、強い風で飛んできたものが直撃して、ガラスが割れたりするかもしれない。
🖊TABEMO(TABE-MEMO)
地震への備えとしては、賃貸のテナントであれば設備や什器だけにかけられる地震保険も。オーナーが所有している建物なら、建物の火災保険+地震保険をセットでかけておくと安心だね。
●オーナーやスタッフに起きるトラブル
オーナーやスタッフに起きるトラブルでは、例えば、通勤中に事故に巻き込まれたり、病気でしばらく働けなくなったりするケースが該当するよ。
特に、オーナーは経営者だから、労災には入れない。だから、もしものときの備えとして「所得補償保険」が注目されているんだとか。
理美容室の保険の種類
ここからは、理美容室用の保険が、どんなトラブルに対応してくれるのかをまとめるね。
<補足>
「○○補償」という名前や内容は、保険会社によって異なる場合があるから、名称や内容は契約する保険会社に確認が必要だよ。
●施術事故補償
<対お客さま>
施術をしているときに起こる、お客さまへの身体的な被害や、お客さまの所有物の損傷に対して保険金が支払われる補償(保険)のこと。
例:
・ヘアカット中にハサミでお客さまを傷つけてしまった
・薬剤でお客さまの洋服を汚してしまった
●店舗の管理ミスが原因の事故補償
<対お客さま>
店側の管理に関する不備で発生したトラブルはこの保険で補償されことが多いみたい。
例
・床に落ちている髪でお客さまが転んで怪我をしてしまった
・段差や機器のコードに足をひっかけて転んで怪我をしてしまった
●生産物事故補償
<対お客さま>
サロンで販売・提供した商品でお客さまがケガをしたり、お客さまの持ち物が汚れたりしたときの補償。
例
・購入したシャンプーの容器が割れていて、手を怪我してしまった
・ヘアカラーの染料の色移りでお家のソファや壁が汚れた
●受託物事故補償
<対お客さま>
お客さまから預かっている荷物(受託物)にトラブルがあったときの補償。
例
・預かっている荷物を汚してしまった
・預かっている荷物を紛失ししてしまった
・預かっている荷物が盗まれて無くなってしまった
●宣伝障害・人格権侵害への補償
<対お客さま>
なんらかの理由で、お客さま本人の権利を侵害してしまったときの補償。
例
・万引きしていると間違って指摘してしまった
・許可なくお客さまが写り込んだ写真や動画などをSNSにアップロードしてしまった
●建物の火災保険/設備・什器の保険
<対お店>
借りている建物に損害を出したときに適用される補償。
建物のオーナーに対して発生した損害賠償は、この保険で補償することができるみたい。
例
・火災が起きてしまった
・水浸しにする被害を出してしまった
店舗が2階以上にある場合、浸水被害は下の階にも及ぶ可能性があるから、どこまで保証対象になるかは保険会社へしっかり確認!
それから、地震による被害は対象外のケースも多いから、地震による被害は別途「地震保険」に入る必要があるかも!その点も合わせて保険会社へしっかり確認!
●労働者災害補償保険
<対スタッフ>
労働者災害補償保険は、大切な従業員を守るための保険。理美容室に限らず、事業をしているなら労災保険は加入が義務付けられているんだって。
例
・お仕事中に負った怪我 など
●そのほかの補償
このほかにも、色々な自然災害や事故が起こって、営業ができなくなったときのための休業補償もあるそう。安心して営業するために必要なものが含まれているか内容を保険会社へしっかり確認!
まとめ
今回は理美容室の保険について色々知ることができたよ!
お客さまのことを第一に理美容室経営をしていても、万が一の事故はいつ起こるかわからない。そんなときに、しっかりカバーできる保険に入っておくことはとても大切なんだね。
補償の種類もこんなにたくさんあるとは知らなかった!もっともっと理美容室に関する知識を学ばなきゃだね!
ということで、TABEちゃんの最強サロンソリューションパートナーになるための学びはまだまだ続く~。
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