基本から学ぶ!ヘアカラーの知識はどんなシリーズ?
ヘアカラーは技術力だけではなく、色の知識・髪質の見極め・使用する薬剤の理解など、様々な知識が必要です。
このシリーズでは、ヘアカラーに関わる基礎知識とレシピの考え方が学べるシリーズです。
ヘアカラーのしくみを学ぼう!
Vol.2 ヘアカラー剤の種類と特性をマスターしよう ★今回はコチラ
Vol.5 アルカリカラー剤が明度の違いを表現できる理由とは?
Vol.6 ブリーチ剤には何が入っているんだろう?ブリーチの仕組みを徹底解説!
Vol.2 ヘアカラー剤の種類と特性をマスターしよう
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この記事では、サロンワークで使用するヘアカラー剤の種類と特性を掘り下げます。
各タイプのカラー剤がどのように髪色や質感に影響を与えるかを学ぶことで、
ヘアカラーの色持ちやツヤ、そしてキューティクルへの影響までくわしく語れるようになります。
プロフェッショナルな視点から、最適なヘアカラー剤を選べるように、実践的な情報をお届けします。
こんなことが学べます
① ヘアカラー剤の分類
② ファッションカラーとグレイカラーの違い
③ 塩基性染毛料とは?
ヘアカラー剤の分類
ヘアカラー剤は薬機法で染毛剤(医薬部外品)と染毛料(化粧品)に分類されています。
染毛剤には、酸化染料を配合した「酸化染毛剤」、ポリフェノールや金属イオンを配合した「非酸化染毛剤」、染料が配合されていない「脱色剤」があります。
染毛料には酸性染料を配合した「酸性染毛料」、塩基性染料・HC染料を配合した「塩基性染毛料」、一時的染毛剤の「毛髪着色料」があります。
ファッションカラーとグレイカラーの違い
「ファッションカラー」と「グレイカラー」とで使用目的が異なっていても、分類上は同じ「酸化染毛剤」や「塩基性染毛料」。
2つの大きな違いは、それぞれの色(染料)が異なることにあります。
ファッションカラーではより鮮やかに発色するための色(染料)を選択しており、一方でグレイカラーでは白髪をなじませるため、にごり・くすみのある色(染料)を選択しています。
塩基性染毛料とは?
2001年の化粧品規制緩和により、化粧品への配合が可能になった塩基性染料やHC染料を配合した染毛剤のこと。
「カラーリンス」「カラートリートメント」として、連日使用することで少しずつ白髪に色みを補強するものと、鮮やかに発色するものが販売されています。