基本から学ぶ!ヘアカラーの知識はどんなシリーズ?
ヘアカラーは技術力だけではなく、色の知識・髪質の見極め・使用する薬剤の理解など、様々な知識が必要です。
このシリーズでは、ヘアカラーに関わる基礎知識とレシピの考え方が学べるシリーズです。
ヘアカラーのしくみを学ぼう!
Vol.5 アルカリカラー剤が明度の違いを表現できる理由とは?
Vol.6 ブリーチ剤には何が入っているんだろう?ブリーチの仕組みを徹底解説!★今回はコチラ
Vol.8 どうしてヘアマニキュアは傷みにくいの?
Vol.9 カラーリングに必要な色彩知識とは?
Vol.6 ブリーチ剤には何が入っているんだろう?
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ハイトーンカラーを表現する上で欠かせない、ブリーチ剤。
ブリーチ剤で髪が明るくなるしくみを2回に渡り学びましょう。
こんなことが学べます
・ブリーチ剤に含まれる成分と役割
・ブリーチ剤の効果
・膨潤作用と漂白作用
今回ご紹介するレシピは「ホワイト系」と「ピンク系」の2種類です!
ブリーチ剤には何が入っているんだろう?
ブリーチの1剤は、主に酸化剤とアルカリ剤に分類されます。
酸化剤はメラニンの脱色のための酸素の元となり、アルカリ剤はキューティクルを開くための毛髪の膨張やメラニン色素の分解に欠かせません。
なお、2剤に含まれる過酸化水素による酸化は、メラニンだけでなく毛髪の主成分であるケラチンを分解し、ダメージにつながります。
希望する髪色や毛髪の状況を考慮しながら濃度や配合量を調整し、ダメージを最小限に留める必要があります。
ブリーチ剤で髪が明るくなる鍵は、酸化剤・「過硫酸塩」
脱色には「酸素」が欠かせない。
ブリーチ剤には、この「酸素」を発生させるための酸化剤が1剤にも2剤にも配合されているため、アルカリカラー剤よりも毛髪を脱色できることができる。