基本から学ぶ!ヘアカラーの知識はどんなシリーズ?
ヘアカラーは技術力だけではなく、色の知識・髪質の見極め・使用する薬剤の理解など、様々な知識が必要です。
このシリーズでは、ヘアカラーに関わる基礎知識とレシピの考え方が学べるシリーズです。
ヘアカラーのしくみを学ぼう!
Vol.1 地毛の色は何がもとになっている? ★今回はコチラ
Vol.2 ヘアカラー剤にはどんなタイプがある?
Vol.3 アルカリカラー剤には何が入っているんだろう?
Vol.4 どうしてアルカリカラー剤で髪が染まるんだろう?
Vol.5 アルカリカラー剤が明度の違いを表現できる理由とは?
Vol.6 ブリーチ剤には何が入っているんだろう?
Vol.7 どうしてブリーチ剤で髪が明るくなるんだろう?
Vol.8 どうしてヘアマニキュアは傷みにくいの?
Vol.1 地毛の色は何がもとになっている?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
髪という素材に彩りを加えるのがヘアカラーです。
素材が本来持っている色を知らなければ、美しいヘアカラーは提案できません。
今回は髪が本来持っている色素について学びます。
こんなことが学べます
① 地毛の色はどのように決まる?
② メラニン色素について
③ 脱色されやすいメラニン・されにくいメラニン
地毛の色はどのように決まる?
毛髪内に含まれれるメラニン色素が、地毛の色の源。
メラニン色素は、黒~褐色、赤褐色~黄色のごく小さな粒状の色素で、コルテックス内に存在し、毛球のメラノサイトでつくられている。毛髪からメラニン色素がなくなった状態が白髪である。

メラニン色素について
髪色を決定するメラニンには、黒~褐色をしたユーメラニンと、赤褐色~黄色をしたフェオメラニンの2種類がある。
そして、ユーメラニンの割合が多く、量が多いほど毛髪は黒くなる。
つまり、黒髪はユーメラニンの量が多く、ブロンドヘアは少ないということ。

脱色されやすいメラニン、されにくいメラニン
黒髪をブリーチ剤で脱色すると、赤褐色→赤みの強いオレンジ→黄みの強いオレンジ→黄色と変色していく。
これはブリーチ剤の影響を受けやすいユーメラニン(黒~褐色)がまず分解され、フェオメラニン(赤褐色~黄色)が分解されずに残るのが大きな要因。



Ash Brown
[before]13LV(YO)
A-9:B-9 4:1 4%
中明度での寒色系王道レシピのアッシュブラウン。
A-9は青の染料が濃く、ベースのオレンジみをしっかりとキャンセルすることができる。
ここでは寒色系のニュアンスをもつB-9をプラスし、彩度を柔らかく抑えながら、発色の安定感を向上させる。
まろやかなエドルのブラウンだからこその、程よいくすみ感と透明感が表現可能に。

Misty Greige
[before]16LV(Y)
Gr-11:B-11:Pe-11 2:1:1 2%
ややオレンジみが残っているイエローアンダーに対し、色ブレのリスクを抑えたハイトーンのミスティーグレージュ。
Bのミックスで、Grのスモーキー感を残しつつコクをプラス。またアンダームラによる色ブレを軽減できる事もポイント。
イエローアンダーに対してグレー系を使用するとマットに振られる可能性がある為、赤紫のニュアンスをもつPeを補色として使用。ハイトーンでも安定した仕上がりに。
ヘアカラーedolの活用法やカラーに関する情報配信サイト「 edol members」
人気スタイリストによるカラーデザインのテクニックやレシピを解説するスペシャルコンテンツや、edolシリーズを活用したレシピ、ファッションスナップなど、日々更新されるコンテンツが魅力の「edol members」サイト。カラーに詳しくなりたい人にも、おすすめです。SNSを通じたタイムリーな情報提供も好評です。
TB-PLUSは、タカラベルモント株式会社が運営している<サロンとあなたの“明日”に役立つ情報サイト>。
クリエイティビティを刺激するトレンド情報からサロン経営のヒントまで、成長と意欲につながるトピックやノウハウをお届けし、あなたのサロン人生を応援していきます。
\友だち追加 お願いします♪/
LINE公式アカウント タカラベルモント for salonで、最新情報を発信中!

「特集:技術を磨き、知識を深める。スキルアップにつながるヒント」の他の記事
-
技術やデザインのこだわりをより効果的な方法で「伝える」
この記事は
参考になる!
この記事を
あとで読む!
-
既染部の治安は、オレが守る!持続可能なデザイン設計術
この記事は
参考になる!
この記事を
あとで読む!
-
動画で学ぶ「ベーシックカット」
この記事は
参考になる!
この記事を
あとで読む!
この記事は参考に
なりましたか?
この記事は参考になる!
この記事をあとで読む!