基本から学ぶ!ヘアカラーの知識はどんなシリーズ?
ヘアカラーは技術力だけではなく、色の知識・髪質の見極め・使用する薬剤の理解など、様々な知識が必要です。
このシリーズでは、ヘアカラーに関わる基礎知識とレシピの考え方が学べるシリーズです。
ヘアカラーのしくみを学ぼう!
Vol.3 アルカリカラー剤には何が入っているんだろう? ★今回はコチラ
Vol.5 アルカリカラー剤が明度の違いを表現できる理由とは?
Vol.6 ブリーチ剤には何が入っているんだろう?ブリーチの仕組みを徹底解説!
Vol.3 アルカリカラー剤には何が入っているんだろう?
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ヘアカラーには、ヘアマニキュアと呼ばれる「酸性カラー」やビビッドな色表現が得意な「塩基性カラー」などがありますが、
中でも髪色を明るくすることができる「アルカリカラー」は最も一般的なヘアカラーです。
アルカリカラー剤について、より深い知識を得るために、ここでは内容成分とその役割について掘り下げます。
こんなことが学べます
・1剤の染料とアルカリの細かな役割
・染料とアルカリ以外のもの
・2剤の中身と役割
・エドルを活用したレシピと考え方
今回のレシピはオレンジ系とマット系の2種類です!
アルカリカラー1剤の主な成分と役割
1剤の主成分は「酸化染料」「アルカリ剤」で、その他クリーム状の剤形にする「基剤」や「毛髪保護成分」「安定剤」が配合されます。染料やアルカリ剤の配合量や組み合わせにより、毛髪を脱色する度合いや色合いの特徴を生み出しています。
アルカリカラー2剤の主な成分と役割
2剤の主成分は「酸化剤」で、その他「基材」や「酸」「安定剤」からなります。2剤に含まれる酸化剤と1剤のアルカリ剤が混ざることで、染料を発色させたり、メラニン色素を分解して毛髪を明るくします。