日々、理美容業界のことを学んでいるTABEちゃん。
研修で先輩から教わり、学びまとめたノートの一部を公開!
今回の研修では、頭皮の汚れについて教わったよ。髪のベタつきや頭皮のニオイ、抜け毛や薄毛などのトラブルに悩むお客さまに、理美容師さんたちが専門知識をもとにした具体的なアドバイスがしやすくなるような内容だったんだ。頭皮汚れの正体から、汚れを放置することによって引き起こされるトラブル、頭皮汚れを落とす方法まで、TABEちゃんなりにまとめてみたよ。
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頭皮汚れの正体とは
頭皮の汚れにはさまざまな種類があるが、大きくは「体内から出る汚れ」と「外部から付着する汚れ」に分けられる。
「体内から出る汚れ」には、汗や皮脂、古い角質、フケなどの老廃物などがある。「外部から付着する汚れ」は、ホコリや花粉、排気ガスなどの空気中の汚れや気付かないうちに髪に付着している汚れ、スタイリング剤などを指す。
また、上記2種類のほかに、「バイオフィルム」も頭皮汚れのひとつとして知られている。「バイオフィルム」の詳細は後述する。
頭皮汚れを放置するとどうなる?
頭皮の汚れを放置すると、毛穴の詰まりやベタつきが発生する。頭皮が不衛生な状態だと皮膚のターンオーバーが乱れやすく、髪や頭皮のさまざまなトラブルを引き起こす原因となる。
頭皮汚れを放置したときに起こる主な症状は以下。
●頭皮のニオイ
●フケやかゆみ
●炎症や湿疹
●抜け毛や薄毛
頭皮のニオイ
皮脂には頭皮を乾燥や刺激から守る大切な役割があるが、皮脂が過剰分泌されたり、頭皮がきちんと洗えていなかったりすると、毛穴に皮脂が残ってしまう。皮脂による毛穴汚れを放置すると、皮脂が酸化してニオイが発生する原因となる。
フケやかゆみ
汚れの放置や皮脂の蓄積は頭皮を刺激する。頭皮が汚れた状態になると、正常な状態に戻そうとして頭皮のターンオーバーが過剰になり、フケが出やすくなる。
また、汚れや皮脂が蓄積すると頭皮が刺激され、かゆみが引き起こされることもある。
炎症や湿疹
皮脂などによる毛穴汚れを放置すると雑菌が繁殖し、炎症やニキビ、湿疹などの原因になりやすい。頭皮の炎症や湿疹がフケやかゆみにつながることもある。
抜け毛や薄毛
皮脂やほかの汚れが毛穴に詰まると、毛穴のかたちのゆがみや頭皮のコンディション悪化が引き起こされることがある。そして細くて抜けやすい髪や、薄毛の原因になることもある。
頭皮や髪に影響を与える「バイオフィルム」とは
バイオフィルムとは、微生物が作る集合体のこと。台所の排水溝やバスタブのぬめり、口腔内の歯垢(プラーク)などもバイオフィルムのひとつ。
頭皮には通常約1,000種類の菌が存在し、善玉菌と悪玉菌が一定のバランスを保っているが、菌同士のバランスが崩れるとバイオフィルムが発生する。
バランスが崩れる主な原因には、ストレスや生活習慣の乱れ、乾燥、花粉、PM2.5などによって悪玉菌が増えることが挙げられる。
バイオフィルムが頭皮に与える影響
バイオフィルムは毛穴や髪の根元などで形成され、ヘアケア成分の浸透を妨げたり、炎症の原因になったりする。
バイオフィルムと頭皮汚れの関係
頭皮の汚れを放置して炎症が起きると、黄色ブドウ球菌のような悪玉菌が増加するため、バイオフィルムができやすくなるといわれている。
バイオフィルムを予防するためには?
バイオフィルムを予防するためには、善玉菌と悪玉菌のバランスを正しく保つことが大切。そのためには、毎日シャンプー・トリートメントを行い、頭皮を清潔に保つなど、正しい洗髪習慣を身につける必要がある。
頭皮の汚れを落とす方法
頭皮の汚れは、毎日の洗髪や理美容室での施術によって落とすことができる。頭皮汚れを落とす主な方法は以下。
●正しくシャンプーを行う
●ヘアサロンでヘッドスパや頭皮クレンジングを定期的に行う
正しくシャンプーを行う
頭皮の汚れは、毎日の洗髪を正しく行うことによって落とせる。シャンプーをするときのポイントは以下。
髪を濡らす前にブラッシングする
髪を濡らす前にブラッシングをすると、頭皮や髪についた大きな汚れを落とせるため、シャンプーの泡立ちがよくなる。ブラッシングで髪のもつれをほどくことで、絡まりを防ぐ効果もある。
いきなり根元からブラッシングすると、髪のもつれている部分が引っ張られることで抜けたり切れたりしやすくなるため、毛先からブラシで徐々にほぐすように行うとよい。
十分に予洗いをする
シャンプー前の予洗いを入念に行うことで、大半の汗や汚れを落とすことができる。予洗いは、38℃くらいのお湯で地肌がじんわり温まるくらいを目安に。
ブラッシングと同様に、予洗いにもシャンプーの泡立ちをよくする効果がある。
泡で頭皮を洗う
シャンプーはしっかりと泡立て、たっぷりの泡で頭皮をマッサージするようにして洗う。
必要以上に皮脂を取りすぎると過剰な皮脂分泌を引き起こす原因となるため、ゴシゴシ洗わないように注意する。また、爪を立てて洗うと頭皮を傷つけてしまうため、指の腹で洗うことが大切。
>>>正しく頭皮をケアする方法が気になる理美容師さんにおすすめの記事
ヘアサロンでヘッドスパや頭皮クレンジングを定期的に行う
毛穴の中に詰まって酸化した汚れなど、自宅でのセルフケアで落としづらい頭皮の汚れは、ヘアサロンでの施術によって落とすことができる。
ヘッドスパや頭皮クレンジングなどの施術は、頭皮の汚れをしっかり落とすことに加え、オイルなどの潤いによって頭皮の乾燥を防ぐ効果もある。
ヘアサロンでのスペシャルケアを定期的に行うことは、頭皮環境をよくすることや維持に役立つ。
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【TABEちゃんの突撃インタビュー】
まとめ
頭皮の汚れは大きく分けると、汗や皮脂などの「体内から出る汚れ」と、ホコリや花粉、排気ガスなどの「外部から付着する汚れ」の2種類があるんだね。頭皮汚れを放置したときに起こるベタつきや毛穴づまりなどのトラブルを防ぐためには、毎日のシャンプーやヘアサロンでのヘッドスパなどで汚れをしっかり落として、頭皮を清潔にすこやかに保つことが大切なんだなぁ…。
頭皮が汚れる原因や汚れの落とし方について知ることで、新たな施術やヘアケア方法など、より具体的な提案やアドバイスができそうだよね。TABEちゃんももっと理美容師さんたちの力になれるように、頭皮や髪のトラブルについての専門的な知識を身につけて、活用していかなくっちゃ!
ということで、TABEちゃんの最強サロンソリューションパートナーになるための学びはまだまだ続く~。
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