スキャルプケアと聞いて、どんなイメージが思い浮かぶだろうか? おじさんが自宅でこっそり努力するもの? 独特のニオイでまわりに避けられながら、ひとりよがりで続けるもの? そんな悲しいイメージはもちろん過去のもの。今回、新しいスキャルプケアについて改めて考えるべく集まってくれたのは3人の大人男子代表。多くのおしゃれ男子から絶大な支持を受けるヘアサロン『k.e.y』の代表にして、新たにリニューアルした「ジオスタンダード」ラインのアドバイザーを務めた田中祐次さん。ヘアメイクアップアーティストとして数多くのアーティスト、俳優、タレントらからの信頼を集めるKUBOKIさん。そしてスペシャルゲストにプロバスケットボールBリーグ「越谷アルファーズ」で活躍するアスリート、松山駿選手。3者3様のライフスタイルでカッコいい大人を体現する3人に、これからのメンズ美容、そしてスキャルプケアの新しい習慣について語ってもらった。
今回お話を伺ったのは・・・
田中祐次さん
たなかゆうじ。『k.e.y』代表。1980年生まれ。広島県出身。東京総合理容美容専門学校卒業。パーソナリティやライフスタイルに寄り添ったヘアデザインで、メンズ、レディースどちらからも絶大な支持を受ける。サロンワークのみならず、ヘアメイクとしても幅広く活躍中。
KUBOKIさん
くぼき。『aosora』所属。ヘアメイクアップアーティスト。1977年生まれ。茨城県出身。東京美容専門学校卒業。サロン勤務後、SABFAを卒業。女性誌だけでなく、メンズ、舞台、映画などさまざまなジャンルで、数々のアーティスト、タレントのヘアメイクを手がける。
松山駿さん
まつやましゅん。バスケットボールプレーヤー。越谷アルファーズ所属。ポジションはポイントガード。1996年生まれ。福井県出身。小学校1年生からバスケットボールを始め、そのキャリアは20年を超える。
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男性たちに自信を持って出かけてほしい。(田中さん)
松山選手、始めてお会いしましたが、肌がすごくキレイですね。ふだんのケアはどのくらいされていますか?
昔は全然やってなかったんですけど、ここ何年かで化粧水や乳液は使うようになりました。チームの先輩なんかが『やったほうがいいよ』っていう感じで勧めてくれた影響が大きかったですね。
先輩からっていうのが今ちょっと驚いたんですけど、てっきり下の世代の方が美容意識が高くてというケースが多いんじゃないかなと想像していました。
逆に後輩たちなんかのほうが無頓着だったりしますね。まだあまり必要に迫られていないからかもしれません(笑)。僕自身もまだはっきりと変化が現れてるとかではないんですが、肌に限らず髪や頭皮なんかに関して30代をむかえるこれから、いろいろな変化が訪れるんだろうなということは意識します。
髪が細くなったり、白髪が出てきたり。誰にでも訪れる変化なので、賢い人は予防を始めるのが早いんです。
予防は大切ですよね。たとえば頭皮に関してだったら、クレンジングでしっかり毛穴の汚れをオフするというのは予防に当たるわけですが、早めに始められたらそのあとに差が出ると思います。
スキンケアや頭皮ケアで何が得られるかっていったら、僕はそれは自信が得られるっていうことだと思っています。予防というワードを出しましたが、まだトラブルが始まっていないうちから対策することで、自分が年齢を重ねて髪が細くなっていくことや白髪になっていくことについて意識しなくてよくなる。いつまでも若々しく生き生きとしていられる。僕は今回、『ジオスタンダード』の開発にアドバイザーとしてかかわらせてもらいましたが、考えたのは男性たちに自信を持って出かけてほしいということです。
ニオイ対策はチーム全員の関心が高いところです。 (松山さん)
ニオイについてってみなさんどう思われていますか? 今はいろいろなものに香りがついていて、それが僕はイヤなんですね。その人の香りはひとつでいいと思っていて、お気に入りの香りひとつをまとってほしい。だからシャンプーやトリートメントもイヤなニオイは消してくれて、かつそんなに香りが残らないものっていうのが好きです。松山選手、アスリートのみなさんはニオイ対策も関心が高いんじゃないですか?
チームほぼみんな対策を欠かさないところですね。香水やボディクリーム、シャンプー、トリートメントとか、練習が終わったらみんなすぐにやっていますね。
僕たちヘアメイクもそこはとてもデリケートです。モデルさんとの距離も近い仕事ですし、ひとことで言うと清潔に保つということ。当たり前ですけど。
本当にそれは大前提ですよね。清潔であることは当たり前に最低限のスタンダードでなければいけないわけです。若い男の子たちなんかみんな脱毛もやっているしキレイですよね。僕は若い子たちから学ぶところが多いんですけど、彼らはSNSも自然に楽しんでやっているし、プロのタレントさんたちと肩を並べるようなファンベースがあったりもする。そんな過程で彼らにとって美容やメイクっていうのは必須のリテラシーになっているというのを感じます。
僕の後輩でも美容アイテムにくわしい子はすごいです。SNSの使い方なんかも本当に上手だなと思いますね。
ジェンダーレスって中性的にすることじゃない。(KUBOKIさん)
プロダクトや使っている姿のカッコよさっていうことも絶対におろそかにできないですよね。
それはすごくわかります。僕がふだん気を付けているのは、ジェンダーレスというのは中性的にするということではないということです。メイクの目的ひとつにしても、女性っぽくなりたいというわけではない。だから僕もメンズ誌のメイクプロセスの写真を撮られるときなんかは、男らしい見え方を意識しますね。
そこはめちゃくちゃ共感します。だから今回の『ジオスタンダード』の開発アドバイスの過程ではパッケージにもかなりこだわりました。シャンプーのこの250mLというサイズもそうです。このコンパクトなボトルじゃないとダメだったんです。色もせっけんみたいで女性にもイヤな感じを与えないっていうのもあるし、男目線だったら、たとえばこの『バイタライズ』(下の写真:左から2番目)はポルシェのクレヨンという色を再現してもらいました。なんなら滑って倒れていてもカッコよく見える(笑)
色、カッコいいですよね。僕の自宅のバスルームにもマッチしてすごく気に入っています。
手に持った質感もいいですよね。
あとは僕は香りが強すぎないところも好きです。『バイタライズ』の温感も本当に気持ちよくて、お風呂上がりのスッキリ感に感動しました。
僕はクレンジングの洗浄力が気に入っています。強めのスタイリング剤を使用した髪でも1回使用しただけでスッキリ感がありましたね。それから『マイルド』の洗い上がりも好きです。泡立ちもしっかりあるし、指の通りもすごくいいんですけど、特にすすいだあとの洗い上がりが重くぬめっている感じもないし、必要以上にキュキュッときしむ感じもないのがすごく良かったです。トリートメントも実はメンズにはひとつ課題だと思ってるんですけど、使うことで髪が重くなったり、ボリュームが出なくなったりするのが怖いんですね。でも重くならずにサラッと仕上がる感じがします。最後の『スキャルプリファイン』もぜひ体験してほしいんですけど、バルクの出方がちゃんと頭皮に届く感じがしました。これはクチバシの形とかで計算ずくですよね?
そのとおりです。本当にKUBOKIさんにここまで意図を読み取ってもらえて感動しています(笑)。あとひとつ補足したいのが、髪のコシと立ち上がりがサポートされることで寝ぐせがつきにくくなること。つまりこれはプロフェッショナルにとっては自分がカットしたヘアの再現性が高まるということで、スタイリストにとってはめちゃくちゃうれしいです。スキャルプケア、これから大人男子はやっている人とやっていない人の差が大きくなってくるんじゃないかなと思いますね
美容男子3人が考える、これからの大人のスタンダード。
当たり前のケアをしてキチンと 清潔感がある大人がスタンダードに。
最近、美容に携わる同年代の男性と話すのは、「いよいよ置いていかれるぞ!」ということです。基本のキはもうさまざまなところで目にする機会があったかと思いますが、『それでもまだ始めていない人は、やっている人とどんどん差がついて行く』のを感じ始めるんじゃないでしょうか。これからのカッコいい大人のスタンダードは、当たり前のケアを当たり前にやって、清潔感があって、生き生きとしている、そんな男性像になっていくんじゃないでしょうか。 (KUBOKIさん)
情熱を持って何かに取り組む。 エネルギーにあふれる大人像。
情熱を持って何かに取り組む人というのが、これからのカッコいい大人の基準になってくれるといいなと思っています。今回「ジオスタンダード」のアドバイザーとしてこだわったのは、そんな情熱を持った人たちが何者かになるために応援、サポートするようなアイテムを作るということです。そんな自信とポジティブなエネルギーに溢れる、生き生きと毎日を過ごす大人がいちばんカッコいい。それがこれからのスタンダードになるはずです。 (田中さん)
ファンに「こうなりたい」と 思ってもらえる大人がカッコいい。
僕たちスポーツ選手はもちろんたくさん汗をかきますからニオイなんかのケアはキチンとしている人がほとんどなんです。加えてやっぱり人に見られる仕事でもありますから、肌やヘアについても意識的にケアをしている選手もたくさんいます。個人的にですが、見てくれている人がこうなりたいと思う大人、キャリアを重ねてもファンからカッコいいおじさんと思ってもらえるように、プレーはもちろんですが、見た目もおろそかにしない大人になりたいですね。(松山さん)
はじめてのジオスタンダード体験
松山選手にとってはじめてのジオスタンダード体験。
ジオスタンダードを知り尽くしたk.e.y田中さんの施術に驚愕&感動!
1. 頭皮クレンジング
シャンプーの前にクレンジングでしっかり汚れを除去するのがこれからのスタンダード。髪のスタイリング料はもちろん、ニオイの元になる蓄積皮脂までしっかり落とす炭配合のマイクロフォームを頭皮全体になじませてから流す。
2. シャンプー・トリートメント
即温感&じんわり温感のハイブリッド温感処方が新感覚の「シャンプー バイタライズ」。マッサージを伴っての使用がオススメだ。体感の感動はもちろん、操作性や泡立ちにもこだわり抜かれていることにも注目!
うっすら細かいオレンジ色のカプセルが見えるだろうか。この「うるおいカプセル」※が頭皮と髪の保湿を両立。しっかりと水分量をチャージしながら、べたつかないさらっとした仕上がりを叶えている。
※ユビキノン(保湿成分)、結晶セルロース(カプセル成分)
3. アフターケア
うるおいのキープ、根元の立ち上がりのサポート、そしてニオイのケア。1本で3役を果たす頭皮用美容液が「スキャルプリファイン」。頭皮にスプレーしたら、指や手のひらで軽く押さえてなじませることでより高い効果が期待できる。
4. FINISH!
新しくなった「ジオスタンダード」を初体験した松山選手。でもそんなにすぐには効果は感じられないですよね?
「マッサージで頭皮が柔らかくなって、髪の毛はふんわりした感じがします!」(松山さん)
スキャルプケアの新常識 NEW STANDARD for SCALP CARE
1. メンズ「3・3・3の法則」
皮脂量は女性の3倍。しかし水分量は女性の1/3。ただでさえ多い皮脂分泌量がピークに達するのが30代。というのが男性の肌や頭皮の特徴。20-30代から頭皮のケアを始めたい。
2. 頭皮ベタ&カサがトラブルの原因
ベタつきながらカサついているという男性に共通する肌や頭皮の特徴。しっかり頭皮ケアをしてバランスがとれた状態に持っていくことが、ニオイやフケといった頭皮トラブルの予防につながる。
3. メンズの髪が細くなる理由
薄毛、ハリコシの衰えなど、一般的に30代以降の男性に増えてくると言われるヘアのコンディションの変化。これは女性に比べて髪が細くデリケートに変化してくることが原因となっている。多くの人が持っているイメージでは女性の髪のほうが細くしなやかであるように感じられているのは、ヘアケアをきちんと行っている人が多いから。しかし本来ならヘアケアを意識しなくてはならないのは女性よりも男性のほう。頭皮マッサージで頭皮を柔らかくほぐして血行をよくし、髪の成長を促すことや、頭皮の水分や皮脂のバランスを整えるケアアイテムを使用して頭皮をすこやかな状態に保つこと、ヘッドスパを受けることをとおして心身ともにリラックスしながら頭皮ケアを行うことなどが、これからのメンズのスタンダードとなっていくはずだ。
※画像・イラストはすべてイメージです。
INFORMATION
サロン向けメンズヘアアイテム市場をリードし続ける「ジオ」シリーズ(ルベル)が、2023年9月にヘアケアライン「ジオスタンダード」としてリニューアル。メンズ特有の頭皮環境をケアするべく、ニオイケア、使用感・体感、うるおいチャージの3つのポイントにアプローチする5アイテムが発売中だ。本文中にもあるようにこれからのメンズのスタンダードを作るこだわりがつまったこの「ジオスタンダード」、ぜひ一度お試しあれ。
(右から)ジオスタンダード スキャルプリファイン 110g ¥2,000、バブルクレンズ 270g ¥2,700、シャンプー マイルド 250
mL ¥2,200、スキャルプ&ヘア カプセルモイスチャー 160mL ¥2,400、シャンプー バイタライズ 250mL ¥2,800(以上発売中)、シャンプー アイスフレッシュ(2024年春発売予定) ※価格はすべてメーカー希望小売価格(税抜)です。
Photo:Kazuki Sano Text:Men's PREPPY
出典:Men's PREPPY2024年2月号(株式会社ヘリテージ)
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