今回の研修では、猫っ毛について教わったよ。
猫っ毛はふんわりした質感を活かしたスタイルが楽しめる髪質だけど、適切なケアやヘアスタイルの選び方に迷う人も意外と多いみたい。理美容師さんが猫っ毛に関する正しい知識を持ってアドバイスできれば、お客さまからの信頼にもつながりそうだよね。
この記事では、猫っ毛の特徴や原因から、似合う髪型、毎日のケアのポイントまで、TABEちゃんなりにまとめてみたよ。
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猫っ毛とは?
猫っ毛がどんな髪質かを理解するために、おさえておきたいポイントは以下の5つ。
●猫っ毛の特徴
●猫っ毛の見分け方
●猫っ毛の構造
●猫っ毛の原因
●くせ毛との違い
猫っ毛の特徴
猫っ毛とは、その名のとおり猫の毛のように細くてやわらかい、ふんわりした髪質のこと。
透明感のあるカラーが発色しやすい、コテでカールがつきやすい、まとめ髪のおくれ毛が自然に決まるなどのメリットがある。一方で、ハリ・コシが弱いため髪が自立しにくく、ペタっとしやすい、傷みやすいなどの扱いにくさを感じる人もいる。
猫っ毛の見分け方
猫っ毛かどうかは、いくつかのポイントで判断できる。以下のような状態に当てはまる場合、猫っ毛の可能性が高い。
●毛束を少し取って指先でつまみ、毛先を天井に向けたときに重力に負けて下を向く
●髪1本1本が細く、触るとやわらかい
●朝セットしてもトップがすぐにペタっとつぶれる、根元が立ち上がりにくい
猫っ毛の構造
髪は外側から、キューティクル・コルテックス・メデュラの3層構造になっている。猫っ毛は、髪の強度やコシ、ツヤを左右する中間層であるコルテックスの量が少ないため、細くやわらかい状態になりやすい。
また、猫っ毛はキューティクルの枚数も少ない傾向にあり、外部刺激の影響を受けやすい。
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猫っ毛の原因
猫っ毛の原因には、先天性と後天性の2種類がある。
先天性の場合、髪の太さやコルテックスの量、キューティクルの枚数が遺伝の影響を受けるため、生まれつき猫っ毛になる。遺伝の影響は大きいものの、両親が猫っ毛でなくても祖父母の髪質が隔世遺伝として現れるなど、必ずしも親の髪質だけで決まるわけではない。
一方、もともと猫っ毛ではなかった髪が、後天的に猫っ毛のような状態になる主な要因としては、カラー・パーマ・ブリーチなどの繰り返しによるキューティクルの剥離や内部成分の流出、ドライヤーやヘアアイロンを過度に使用したことによる熱ダメージ、洗浄力の強いシャンプーの継続使用による乾燥などが挙げられる。
ホルモンバランスの変化(妊娠・出産・更年期など)や、睡眠・食生活などの生活習慣、ストレスなども、髪質に影響を与えることがある。
くせ毛との違い
猫っ毛とくせ毛は、どちらもまとまりにくい髪質というイメージから混同されやすいが、以下のような違いがある。
くせ毛:毛根の形状や髪の断面のいびつさが原因で、髪にうねりやねじれが生じる
猫っ毛:毛根や断面の形ではなく、髪そのものが細くやわらかい
猫っ毛であることとくせの有無は別の性質であるため、くせのある猫っ毛の人もいれば、くせのない猫っ毛の人もいる。
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猫っ毛のよくある悩み
猫っ毛はカールがつきやすく、透明感のあるカラーが映えるなどのメリットがある一方で、ボリュームが出にくく、傷みやすいといった側面もある。猫っ毛ならではの悩みを把握しておくと、施術やホームケアのアドバイスに役立てやすい。
猫っ毛の人が抱える主な悩みは以下のとおり。
●ボリュームが出ない・ペタっとしやすい
●湿気でうねる・セットが崩れやすい
●傷みやすく絡まりやすい
ボリュームが出ない・ペタっとしやすい
猫っ毛の代表的な悩みがボリュームの出にくさ。髪1本1本が細いため自重でつぶれやすく、根元が立ち上がりにくい。コルテックスが少ないぶんハリ・コシも弱くなりやすいため、分け目が目立ちやすい傾向がある。
重いテクスチャーのスタイリング剤やトリートメントを根元近くにつけすぎると、さらにペタっとする原因になる。
湿気でうねる・セットが崩れやすい
猫っ毛はキューティクルが薄く、水分の出入りが起こりやすい。そのため、晴れの日はペタっとするのに、雨の日はうねりや広がりが出やすくなるなど、湿度によって髪の状態が変わりやすい。
スタイリングが崩れてヘアセットの持ちが悪くなる点も、猫っ毛に多い悩みのひとつ。
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傷みやすく絡まりやすい
猫っ毛は髪を保護するキューティクルの枚数が少ないため、摩擦・熱・紫外線などのダメージを受けやすい。一度髪が傷むと表面のキューティクルが剥がれ、内部の水分やタンパク質が流出しやすくなる。
髪の絡まりやすさも猫っ毛の悩みのひとつ。髪が細く表面のキューティクルも薄いため、髪同士が引っかかって絡まりやすい。毛先が傷むと、ブラッシングや就寝中の摩擦でさらに絡まりやすくなる。
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猫っ毛を施術するときのポイント
猫っ毛は細くやわらかいため、通常と同じ感覚で施術すると、仕上がりや髪のコンディションに影響が出ることがある。カット・パーマ・カラーそれぞれで気をつけたいポイントを確認しておくことが大切。
猫っ毛のお客さまを施術するときのポイントは以下のとおり。
●カットはすきすぎに注意する
●パーマは悩みに合わせて薬剤を選ぶ
●カラーは低ダメージの薬剤を選ぶ
カットはすきすぎに注意する
猫っ毛のカットで気をつけたいのが、髪をすきすぎないこと。もともと毛量が少なく見えやすい髪質のため、すく量が多くなるほどボリュームが出にくくなる。くせが出やすい猫っ毛の場合、高い位置からレイヤーを多用するとくせが強調され、まとまりが悪くなりやすい点も注意が必要。
ボリューム感を出したいときは、ハチ周りを狭くしてトップに丸みを出すシルエット設計が基本。毛先をまっすぐ揃えるブラントカットで重みを出すと、毛量が多く見えやすい。
パーマは悩みに合わせて薬剤を選ぶ
猫っ毛はパーマがかかりにくいというイメージを持たれることが多いが、薬剤選定と技術次第で十分にかけられる。薬剤の反応が進みすぎると形が崩れやすくなるため、ダメージと仕上がりのバランスを見極めることが重要。
トップがペタっとする悩みには、根元パーマが有効。ただし、頭皮への薬剤付着は「根元折れ」(薬剤が根元に付着して髪が不自然に折れ曲がる現象)のリスクがあるため、塗布には慎重さが求められる。
猫っ毛のやわらかな質感を活かしたい場合は、酸性パーマも選択肢のひとつ。アルカリ性のパーマ剤に比べて髪への負担を抑えやすく、ふんわり自然な仕上がりになりやすい。
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カラーは低ダメージの薬剤を選ぶ
猫っ毛はキューティクルが薄いため薬剤の浸透が速く、明るくなりすぎたり傷んだりしやすい傾向がある。特に根元付近の塗布量には注意が必要。また、繰り返しカラーを楽しむためには、アルカリ量の少ない薬剤を選ぶことが基本。
キューティクルが薄いと染料が流出しやすく褪色が早いため、来店サイクルを短めに提案するのもポイント。
アッシュ・グレージュ系など寒色系カラーとの相性がよく、透明感のある色が出やすいのも猫っ毛ならではのメリットのひとつ。
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猫っ毛におすすめの髪型
猫っ毛のやわらかさや軽さは、髪型次第で大きなメリットにもなる。悩みに合わせて髪質を活かせるスタイルを知っておくと、お客さまへの提案の幅が広がる。
猫っ毛におすすめの髪型は以下のとおり。
●ゆるふわパーマスタイル
●ウルフカット
●外ハネスタイル
●かきあげバング・シースルーバング
ゆるふわパーマスタイル
猫っ毛のやわらかな質感とゆるめのパーマは相性抜群。ボリュームが出すぎず、エアリーな雰囲気に仕上がりやすい。
デジタルパーマは通常のパーマよりカールの持ちがよいため、細くやわらかい猫っ毛にも形がつきやすい。
メンズの場合、根元を立ち上げるパーマや、ランダムなカールの動きで輪郭をぼかす無造作パーマも選択肢になる。
ウルフカット
トップにレイヤーを入れて丸みを出し、襟足を長めに残すウルフカットは、猫っ毛のやわらかさとレイヤーの動きが自然に合わさり、ふわっとした仕上がりになりやすい。
猫っ毛は毛量が少なく見えがちだが、レイヤーで段差をつけることで立体感を出しやすい。
猫っ毛の細さ・やわらかさを活かしたシルエットがつくりやすく、髪の長さや性別を問わず提案しやすいのも特徴。メンズにも人気が高い。
外ハネスタイル
猫っ毛は肩先でハネやすいが、この動きを取り入れた外ハネスタイルは特性を自然に活かせる。ストレートアイロンで毛先を外側に流すだけでできるため、スタイリングもシンプル。ムースやヘアオイルで束感を出すとこなれた印象になる。
ボブ〜ミディアムの長さが特になじみやすく、毛先に動きが出ることで全体のシルエットにメリハリが出やすい。
かきあげバング・シースルーバング
かきあげバングは、前髪をふんわり立ち上げることでトップにボリューム感が生まれ、ペタっとした印象になりにくい。
シースルーバングは、薄く透け感のある前髪で、猫っ毛の細い髪質との相性がよく、軽やかでこなれた仕上がりになる。
どちらもコテやアイロンでカールをつくりやすく、猫っ毛の特性を活かせるスタイルとしておすすめ。
猫っ毛を扱うときのポイント
日々のケアやスタイリングの方法次第で、猫っ毛の扱いやすさは大きく変わる。
猫っ毛を扱うときのポイントは以下のとおり。
●猫っ毛に合ったシャンプーを選ぶ
●根元を立ち上げながら乾かす
●分け目をジグザグにしてボリュームを出す
●軽い質感のスタイリング剤を使う
猫っ毛に合ったシャンプーを選ぶ
洗浄力の強いシャンプーは乾燥・ダメージを進行させやすいため、猫っ毛には不向き。アミノ酸系洗浄成分を配合したシャンプーは洗浄力がおだやかで、必要な皮脂や水分を残しながら洗える。
ケラチン配合のシャンプーは、髪をハリ・コシのある印象に整えやすく、ボリュームが出にくい猫っ毛に向いている。
また、ノンシリコンシャンプーはシリコンによるコーティングがないため、猫っ毛のやわらかな質感を活かしやすい。
>>>シャンプーの効果についてさらにくわしく知りたい理美容師さんにおすすめの記事
根元を立ち上げながら乾かす
猫っ毛は細く絡まりやすいため、シャンプー前のブラッシングで絡まりを解いておくと、切れ毛が起こりにくい。
ドライヤーをするときは頭を下げ、根元を指で持ち上げながら温風を当てると、髪が立ち上がりやすくなる。
また、温風で形をつくった後に冷風を当てると、スタイルが崩れにくくなる。
分け目をジグザグにしてボリュームを出す
猫っ毛は根元がペタっとしやすいため、まっすぐな分け目だとトップが割れやすい。分け目をジグザグにとることで根元が立ち上がりやすくなり、トップのボリュームも出やすくなる。
仕上げにスプレーを軽く吹きかけると、ふんわり感をキープしやすい。
軽い質感のスタイリング剤を使う
重いワックスやクリームは、猫っ毛をペタっとつぶしやすいため不向き。
パーマスタイルはセット力のあるワックスで形を固定し、ナチュラルスタイルはムースや軽めのオイルで束感を出すと、猫っ毛の軽やかさが活きる。
猫っ毛は熱でカールをつくるコテ・アイロンとの相性がよく、低温(130〜150℃程度)でも十分スタイリングできる。コテ・アイロンを使うときは、熱ダメージの蓄積を抑えるために、使用頻度や1回あたりの使用時間を控えめにするなどの対策が必要。
まとめ
猫っ毛は扱いにくいと思われがちだけど、透明感のあるカラーが映えたり、ふわっとした質感を活かせたりするメリットもある髪質なんだね。だからこそ、髪質を理解したうえでの提案が大切だってわかった!
ウルフカットや外ハネスタイル、シースルーバングなど、猫っ毛だからこそ似合うヘアスタイルもたくさんあるんだなぁ…。似合う髪型を提案できれば、髪質に悩んでいるお客さまも、いろいろなヘアスタイルを楽しめるようになると思ったよ。
TABEちゃんももっと理美容師さんたちの力になれるように、髪質についての専門的な知識を身につけていかなくっちゃ!
ということで、TABEちゃんの最強サロンソリューションパートナーになるための学びはまだまだ続く~。
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