TABEちゃんの学びノート

理美容業界の市場規模はどのくらい?近年の業況や今後の課題

この前テレビを見ていたら、「今後はIT業界の市場規模が拡大する」っていうニュースが流れていて、理美容業界の市場規模はどうなんだろうって気になったよ。そもそも理美容業界って、どのくらいの市場規模があるんだろう?先輩に聞いてみたら、ここ最近で市場規模が少しずつ変化しているみたい。


ということで今回は、理美容業界の市場規模について先輩に教えてもらってまとめてみたよ。

理美容業界の市場規模はどのくらい?の導入イメージ

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理美容室業界の市場規模の推移

理美容室業界の市場規模の推移イメージ

理美容業界の市場規模の推移を調べてみたよ。TABEちゃん、理美容業界が今どんな状況にあるのかを理解するために、理美容室と理美容師さんの数についても調べたんだ。あわせてまとめてみるね。

市場規模


理美容サロンの市場規模については、以下のような結果になっていたよ。

理容サロン市場

美容サロン市場

合計

2019年

6,287億円

1兆4,966億円

2兆1,253億円

2020年

5,890億円

1兆3,810億円

1兆9,700億円

2021年

6,078億円

1兆4,382億円

2兆460億円

2022年

5,902億円

1兆4,998億円

2兆704億円

理美容サロン全体の市場規模は、2022年度で2兆704億円なんだって。新型コロナウイルスの影響で2020年は少し落ち込んだものの、その後はゆっくり拡大しているんだね。

 

理容サロンの市場規模に限っては横ばいぎみ。一方で、美容サロンの市場規模は拡大傾向にあることがわかったよ。

​施設数


次に、理容所と美容所の施設数について、2000年・2010年・2020年と10年ごとの結果をまとめてみたよ。

理容所数

美容所数

合計

2000年

140,911

202,434

343,345

2010年

130,755

223,277

354,032

2020年

115,456

257,890

373,346

2000年と2020年を比較すると、理容所は減少、美容所は増加しているみたい。


【出典】「平成12年度 衛生行政報告例の概要」(厚生労働省)

【出典】「3 生活衛生関係」(厚生労働省)

【出典】「令和4年度 衛生行政報告例の概況」(厚生労働省)

理美容師の数

理容師

美容師

合計

2000年

4,347

24,320

28,667

2010年

1,460

18,468

19,928

2020年

1,511

17,181

18,692

理美容師さんの数について、2020年から10年ごとにまとめてみたよ。2000年から2020年の20年間で、理美容師さんは1万人も減っているんだ!


施設数は増えているのに働き手が減り続けているから、今理美容業界では人手不足が深刻化しているんだね…。

 

【出典】「新規免許登録件数」(理容師美容師試験研修センター)

理美容業界の近年の業況推移

理美容業界の近年の業況推移のイメージ

業況判断DI


ここからは、最近の理美容室業界の景気動向について調べたことをまとめてみるよ!

🖊TABEMO(TABE-MEMO)

業況判断DIとは、景気の良し悪しを判断する指標のこと。「業況が良い」と回答した企業の割合から、「業況が悪い」と回答した企業の割合を引いた数字を表す。


例えば、「業況が良い」と回答した企業が10%、「業況が悪い」と回答した企業が20%だとすると、業況判断DIは▲10になる。

理容

美容

2023年 7~9月

▲ 2.6

▲ 7.4

2023年 10~12月

▲18.1

▲13.5

2024年 1~3月

▲25.5

▲20.5

2024年 4~6月(見通し)

▲5.2

3.2

最近は「業況が悪い」と感じる理美容室が多いみたい…。でも美容業の2024年4月~6月の数字はプラスになっているよね。ということは、今後業況が上向きになっていくと肌感覚で予想しているオーナーさんが多いということなんだよね!?


【出典】「持ち直しの動きが緩やかになっている生活衛生関係営業の景況」(株式会社日本政策金融公庫)

サロン売上状況

2021年

2022年

2023年

年間総売上(円)

31,311,557

32,047,750

32,514,041

年間カルテ客数(人)

958

961

920

顧客構成

人数

構成比

人数

構成比

人数

構成比

新規客数

305人

8.0%

304人

8.0%

275人

7.4%

タカラベルモントが2021~2023年にかけて調べたサロンの売上状況を見ると、カルテ客数と新規客数は減少傾向にあるみたいだね。


でも、年間総売上は増加している…。カルテ客数と新規客数は減少傾向にあるのに売上が伸びているということは、客単価が上がっているんだよね。となると、今後はロイヤルカスタマー(年間支払い額10万円以上の、売上貢献度が高いお客さま)を育成して客単価をよりアップしていくことが、売上を増加させる鍵になりそうだね。

理美容室が今後取り組むべきこと

理美容室が今後取り組むべきことのイメージ

理美容室が安定して経営を続けていくためには、ロイヤルカスタマーを育成したり、人手不足を解消したりすることが大切なんだって分かってきた!でも、具体的にどんなことをしたらいいんだろう?

 

先輩に聞いたらできることは色々あるよって、下記のことを教えてくれたよ。

ロイヤルカスタマーを育成して客単価を上げる


ロイヤルカスタマーを育成して客単価を上げるには、「ずっとこのお店に通い続けたい」と思ってもらうことが大切みたい。あと、ターゲティングにもちょっとしたコツがあるんだって。

 

●理美容室ならではのサービスの価値を高める

●40~60代のお客さまの獲得に注力する

●デジタルを活用する

●設備や薬剤・店販品などをこだわる

理美容室ならではのサービスの価値を高める


タカラベルモントが生活者6,000人を対象にした調査では、サロンでしか提供できないサービスに価値を感じていることが分かったんだって!「美容と健康のために実施していることのうち効果を実感できるものは?」という質問に対して、39.7%が「非常に実感している」と答えたのが「ヘアサロンでのヘッドスパ」だったんだ。お客さまは、自宅ではなかなか体験できないことに価値を感じているんだね。

40~60代のお客さまの獲得に注力する


ロイヤルカスタマー(年間支払い額10万円以上の、売上貢献度が高いお客さま)は40~60代のミドル世代が多いんだって。

ロイヤルカスタマーがサロンの総売上に貢献する割合は年々高まっているみたいだから、今後は40~60代のお客さまが喜んで利用してくれるようなサービスを考えることが重要になるかもしれないね。

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TAKARA VISION 2024

デジタルを活用する


ロイヤルカスタマーは一般カスタマーよりも、デジタルサービスを使い慣れていることが多いそう。だから、ネット予約システムやキャッシュレス決済、AIを使ったヘアスタイルの提案システムを取り入れるといいんだって。SNSを使った集客も効果がありそう!

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設備や薬剤・店販品などをこだわる


理美容室でのサービス品質を高めるためには、設備やカラー剤などにこだわることも重要だそうだよ。サロン内だけでなく、ホームケアとして上質な化粧品やツールを紹介できるかどうかも重要になるみたい。

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スタッフの満足度を高める


理美容師さんの人数は今後も減り続ける可能性が高いから、スタッフの満足度を高めて、離職率を下げることが大切なんだって。

 

スタッフの満足度を高めるためには、主に以下の2つに注力するといいそうだよ

●教育制度を充実させる

●柔軟な働き方ができるようにする

教育制度を充実させる


技術や知識を身につけられる環境が整うと、キャリアアップの道筋が見えて、理美容師さんが長く勤めたいと思える職場に近づけるんだって。


特にオンラインで視聴できる動画などは、忙しい理美容師さんたちが自分のペースで学習できるのがメリットみたい。それに、求めている知識を体系的に身につけられるから、効率よくスキルアップができるそうだよ。

>>>教育プログラムについてお悩みのオーナーさんにおすすめの記事

タカラベルモントが提供する教育プログラムやコンテンツ

柔軟な働き方ができるようにする


人手不足に悩んでいる場合は、時短勤務などの柔軟な働き方ができるようにするといいみたい。働く時間に融通が利くようになると、子育て中のママさんやダブルワークをしている理美容師さんも働きやすそうだよね。


あと、出産を控えた理美容師さんが、安心して産休・育休に入るためのサポートをすることも大切みたい。認可外保育園の費用補助や社内託児所・保育所の設置、ベビーシッター料金の補助など、育児に関わる福利厚生を充実させるといいんだって。

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特集:キャリア支援プロジェクト

まとめ

今回は、理美容室の市場規模について知ることができた。理美容業界の市場規模は、約2兆円!理美容室の売上をもっと増加させるためには、ロイヤルカスタマーを育成して、客単価を上げていくことが大切なんだね。


2兆円ってTABEちゃんにはなかなかピンとこない大きな数字だけど、この数字をもっと大きくすることが、理美容室や理美容師さんの幸せにつながるんだろうな~って思ったよ。


TABEちゃんにできることはまだまだほんのちょっとだけど、少しでもオーナーさんや理美容師さんたちをサポートできるように、TABEちゃんももっと色んなことを覚えていかなくちゃ!


ということで、TABEちゃんの最強サロンソリューションパートナーになるための学びはまだまだ続く~。

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