理美容室の経営でもっとも大切といっても過言ではないと思うのが売上。
売上ってあればあるほどいいと思っていたけど、それに付随して発生する家賃・光熱費・人件費・材料費などの出ていくお金も増えたりもするし、、、どう考えたらいいの??とTABEちゃんちょっとパニックになっちゃった...。
そこで今回は、理美容室の規模別の売上の目安や売上アップのコツなどをパニックのTABEちゃんに先輩が教えてくれたからまとめてみたよ。
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理美容室の売上はどれくらい必要?
売上の算出法
理美容室の経営を続けていくための目標売上金額は、当然お店の規模や地域によって違う。じゃー、自分のお店の目標売上金額はどう設定したらいいんだろう…?
売上の考え方
売上を構成する要素を分解して、売上を算出する計算式は次の通り。
とってもシンプルだね!
🖊TABEMO(TABE-MEMO)
さらに単価や、客数の要素を分解して考えていくことで、お店にあった売上アップを戦略的に考えやすくなるらしい。
売上=単価×客数
売上は「客単価」「客数」の掛け算で計算できるということが分かった。
ということは・・💡
売上アップには以下の2つの方法でアプローチできるってことだね!
・客単価を上げる
・お客さまの数を増やす
これについては後ほどまとめるね。
1人の理美容師さんの1日の平均売上
ここからは売上を算出する計算式を使って、理美容室の平均的な売上を算出してみるね。
客単価:1回あたりの利用金額
美容センサス データブック(ホットペッパービューティー)の調査(2023)によると、理美容室における1回あたりの利用金額は、女性:7,293円、男性:4,658円。平均すると理美容室での利用金額は、1回あたり約6,000円※と考えられる。
※この金額は、個人事業主さんが営んでいる小さな理美容室から、アシスタントがたくさんいるような大きな理美容室も含めた平均値だから、その点は留意が必要。
客数:美容師さん1人が1日に可能な施術数(最大接客可能数)
1人の美容師さんが施術できる平均のお客さまの数は5人~6人らしいよ。
もちろん、「カットのみ」で来る方もいれば、「パーマ」「ヘアカラー」といった、ちょっと時間のかかるメニューを選ぶ方もいるから、あくまでも参考程度にみてね。
これで、客単価と客数が分かったので、1人の理美容師さんの1日の平均売上を算出すると、、、
客単価(6,000円)×客数(5人)=30,000円
ということだね。
理美容室の規模別の売上
ここからは、2パターンの規模別の売上目安を計算してみるね。
理美容室の平均単価:約6,000円
理美容師さん1人が1日に可能な施術数:約5人
1人~2人が働く理美容室の売上平均
1日の売上
6000円×5人×1~2人=約30,000円~60,000円
定休日が週1日あるとして、一ヶ月の営業日数を26日で計算
月の売上
約30,000円~60,000円×26日=約780,000円(1人)~1,560,000円(2人)
3人~4人が働く理美容室の売上平均
1日の売上
6000円×5人×3~4人=約90,000円~120,000円
定休日が週1日あるとして、一ヶ月の営業日数を26日で計算
月の売上
約90,000円~120,000円×26日=約2,340,000円(3人)~3,120,000円(4人)
目標売上の設定
売上の算出方法は分かった。じゃー、目標売上金額はどう設定したらいいんだろう…?
目標売上を設定する上で大切な「損益分岐点」
損益分岐点は、売上とお店の経営に必要な費用が同じ額(トントン)になるポイント(売上高)のこと。要するに、利益がゼロになる金額。
なので、損益分岐点を上回れば黒字になるし、下回れば赤字になるってことだね。
以上を踏まえると、『目標売上は「損益分岐点+α」で設定』が重要ポイント。
+αは、将来の機器購入や店舗改装、出店計画などを元に、何年後にどれくらいの費用が必要か?を踏まえて設定するみたい。
理美容室の売上を上げるには?
理美容室の売上をアップさせるためには「客単価を上げる」「お客さまの数を増やす」という方法があるということが分かったよね。ここからは、安定した経営につながる、売上アップを目指すための重要ポイントをまとめていくね。
●客数を上げる
お客さまの数を増やす方法は、「新規顧客を獲得する」と「リピーターを獲得する」があるよ。
新規顧客の獲得
新規顧客の獲得は、クーポンや割引キャンペーンなどを実施するケースが多いよね。
クーポンや割引キャンペーンは経費もかかるので、新規顧客の場合は、客単価が少し下がることを考慮しておかないといけないね。
リピーターの獲得
効率的に売上アップを図るためには、新規で来てくれたお客さまのリピート率を上げていくことが重要。なので、新規顧客獲得の際は、リピーターを増やす工夫なんかも必要だね。
ちなみに、継続的にリピート率を上げるためには、お客さまの理想を叶えたり、悩みを解決したりするのはもちろん、プロの視点から新しい提案をしたり、理美容師さんだからこそできるアドバイスをしたり…常にお客さまに安心と刺激を与えつつ、顧客満足度の高いサービスの提供が大事だとか。
>>>お客さまの満足度を高め、リピート率を上げたい理美容師さんにおすすめの記事
●客単価を上げる
客単価を上げる方法は、以下などがあるみたい。
・メニュー複合率を高める
・来店頻度を高める
・店販品の購入数を増やす
メニュー複合率を高める
例えば、基本となるカット以外に、システムトリートメントやヘッドスパといったメニューを行っていただく。そうするとお客さまの単価がアップするよね。
各メニューは初回利用がお得になるクーポンなどをプレゼントし、まずは一度体験してもらうのも効果的(ポイントカードの特典なんかにもいいみたい)。
たしかに、「こんなに変わるんだ!」「コレいいかも!」という体験をすれば、定期的にそのメニューを利用したくなるかも。
また、最近は、フェイシャルエステや脱毛機器などを導入し、メニュー拡充を図る理美容室も多いみたい。
来店頻度を高める
来店頻度が高まると、年間の客単価のアップが見込めるね。
来店頻度を高めるには、カウンセリングなどでお客さまのヘアデザインを計画的に維持できるような来店計画を提案したり、次回来店予約をできるだけとるようにしたりするといいかもね。季節性のある割引キャンペーンなんかも、お客さまの来店の動機づけにもなる。
店販品の購入数を増やす
次の項目でまとめるね。
●店販を強化する
“店販品の販売強化”もいうまでもなく、売上アップに欠かせない要素。
お客さまの悩みや髪質、髪の状態に合わせたシャンプーやトリートメントなどをおすすめできると、お客さまも効果を実感できて嬉しいし、WIN-WINだね。
(ただ、売り込まれたという印象を持つお客さまもいらっしゃるので、おすすめする理由や商品の魅力を丁寧に説明する必要があるかも。)
いきなり、店販品を購入してもらうことにハードルを感じる場合は、少量のサンプルを配布するのも有効。店販品をポイントカードの特典としてプレゼントして、まずは使ってもらっている理美容室も多いみたい。
>>>店販品の販売強化を考えられている理美容室さまへのおすすめサービス
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データ de 考えるサロン運営 店販品は、どうおすすめしている?
*店舗のDX化を進めるのも一つの手*
POSレジ・電子カルテ・スマートデバイスミラーといった、最新技術の導入を検討してみるのも売上アップに向けた施策のひとつ。在庫管理・仕入れ・棚卸し・予約管理といった業務をシステム化したり、カウンセリングの精度を上げたり、お客さまとの定期的なコミュニケーションをとりやすくなるなど、DX化すると効率的な経営やお客さまの満足度アップ、リピートの定着などが期待できるんだって。
まとめ
今回は理美容室の売上について色々理解を深めることができた!
理美容室の売上はお店の規模によって違いはあるものの、約78万円~300万円くらいになるみたい。
ここからさらに売上をアップしていくためには、売上を分解して「客単価」と「客数」別、そしてさらに、「客単価」「客数」も、メニュー複合率や店販品、新規顧客やリピーター…などに細分化して戦略を立てることが大切!
「リピーターをどう増やすか」「どんなメニューが求められているか」など、売上アップの戦略を練るためには、まず売上の構成要素を考える必要があるなんて…。これはもっと深堀できそう!
ということで、TABEちゃんの最強サロンソリューションパートナーになるための学びはまだまだ続く~。
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