この記事は
参考になる!
この記事を
あとで読む!
あなたの興味のある「#タグ」や「カテゴリ」「シリーズ」などを「気になる!」登録すると、関連するコンテンツがMy:TB-PLUSに自動で表示されるようになり、最新のコンテンツを見落とす心配や、コンテンツを探す必要がなくなりとっても便利です。
INDEX
> 不満があったというより、もっといいサロンを見つけたかった
> 集客サイトから立地でサロンを探し、サロンやスタイリストのこだわりや得意な技術が決め手に
> 友人からサロンを紹介されるのはうれしい。実際に行くこともある
>高くてもカット技術の高いサロンに行き、失敗することなく、自分の理想を叶えたい
>男性はキャリアや得意な技術に惹かれると、女性と違って初回から失敗しないように指名することもある
>初回は困りごとが解決すればOK。仕上がりに対する期待感は持ちすぎない
「データ de 考えるサロン運営」今回のテーマ
前回の【女性編】に続き、今回はサロンに通う男性のお客さま3名にお集まりいただき、新しいサロンをどう探して決めるのか、また、見つけたサロンのスタイリスト情報のどこに着目して「この人に決めた!」と思い、指名しているのか?などを語っていただきました。【女性編】とはまったく違う考え方も飛び出しました!
>【女性編】の記事はこちら
今回のテーマについて一緒に考えてくださる皆さま(お名前は仮名)
トモヤさま
現在のサロンに通っている期間:1〜3年
そのサロンを探した方法:ホットペッパービューティー
そのサロンを選んだポイント:自宅周辺より少し足を伸ばした街のサロンに行ってみたいと思った
ナミノさま
現在のサロンに通っている期間:約3年
そのサロンを探した方法:自宅近くにあり、以前から知っていた
そのサロンを選んだポイント:強いクセがあるので、それをうまくカットしてくれるサロンを探した
ミナトさま
現在のサロンに通っている期間:1〜3年
そのサロンを探した方法:ホットペッパービューティー
そのサロンを選んだポイント:仕事柄、時間が不規則なので、職場から近い所にあるサロンを探した
※50音順
※2024年2月13日現在
サロン変更のきっかけ
不満があったというより、もっといいサロンを見つけたかった
調査データ
現在のサロンに通い始めてからどれくらいの期間が経っていますか?
サロンを変えようと思うきっかけについて聞きました。
アンケート結果を見ますと、年齢を重ねるほどサロンを変えなくなる傾向が見て取れるのですが、私の感覚では女性より男性のほうがサロンを変えない印象があります。冒険心がないとか、失敗したくないということでしょうか?
サロンを変えることにそこまで興味がないのかな?
失敗したとも思ってないところがあります。
なるほど。新しいサロンに行くくらいなら現状維持のほうがいい?
そうですね。
今通っているサロンにマイナス面が特になければ探したりはしません。
僕はわりと頻繁にサロンを変えるほうですが、満足していないからというより、もっといいサロンはないかな?というくらいの感覚です。
サロンの探し方と選び方
集客サイトから立地でサロンを探し、サロンやスタイリストのこだわりや得意な技術が決め手に
調査データ
最初にそのサロンを予約した時、何を使って予約しましたか?
立地で検索して出てきたサロン情報のどのようなポイントを見ているのでしょうか。
ナミノさんは現在、自宅近くにあって元々知っていたサロンに通われているとのことですが、トモヤさんとミナトさんはホットペッパービューティーで探されたんですよね。最初にどんな検索ワードを入れましたか?
まず探したい街の地名を入れます。すると複数サロンが出てきますよね。次にクーポンや価格をチェックしつつ、内装の写真を見るんです。「ジャケ買い」のような感じで「あ、このサロン、なんかいいな」と思ったサロンに決めました。それが今、通っているサロンです。
それ、わかるかもしれない……!
写真が重要なんですね!女性の座談会のときは、サロン選びの判断基準に写真というワードは出てきませんでしたから驚きです。
サロンの雰囲気は大事ですね。ヘアスタイルにこわだっているからこそ、内装にこだわりのあるサロンに行きたいんです。普通のありきたりな感じではなく、こだわりのある空間や個性のあるスタイリストさんの写真はパッと目に留まります。今通っているサロンもとてもこだわりがあっておしゃれな感じの写真が掲載されていて、行くきっかけになりました。
僕は職場の最寄りの駅名を入れて探しました。行きやすさの次に重要視したのはメンズカットが上手いかどうかです。メンズカットが得意という項目をクリックしてサロンを絞り込み、その次に価格を見てさらに絞り込みました。
価格は重要ですよね。
サロン選びの方法―紹介
友人からサロンを紹介されるのはうれしい。実際に行くこともある
サロンを紹介したり、紹介されたりすることはあるのでしょうか?また、紹介されたら行ってみるものなのでしょうか。
サロンはホットペッパービューティーで探す方がいちばん多いのですが、その次に多いのが友人・知人からの紹介です。みなさんは今まで、紹介されたり紹介したりしたことはありますか?
僕は両方あります。今通っているサロンを、僕と同じ悩み(強いクセ毛)を持っている友人に紹介しました。髪質や悩みを知っている友人には率先して紹介してあげたい気持ちが強いかもしれません。逆に同じ悩みを持っている友人から「こういうサロンがあるよ」と教えてもらったこともありました。その気持ちがうれしかったですし、行ってみた感想を早くその友人に伝えたくて、とにかく行ってみました。
僕は紹介されたことだけはあります。ちょうど髪が伸びていたときに「そろそろ髪を切ったほうがいいんじゃない?」と友人から言われ、「今行っているサロンがすごくいいよ」と紹介されました。でも「今度、行ってみるね」とだけ行って、結局、行ってはいません。
友人との会話の中で自然に紹介したり、されたりするんですね。
予算・クーポン
高くてもカット技術の高いサロンに行き、失敗することなく、自分の理想を叶えたい
初めて行くサロンにかける予算感や、クーポンの捉え方を聞いたところ、女性陣とはまったく違う考え方が……!
先ほどからクーポンの話が出ていますが、みなさんの予算ってだいたいどれくらいですか?
カットであれば6000〜7000円くらいまででしょうか。最初は余裕を持った金額を設定して、いい人を逃したくないといいますか。
カットとパーマであれば1万円超になりますが、あまり金額のことは気にしてないですね。自分の中である程度の基準はありますが、友人と話をしていてもみんなだいたい同じくらいです。
僕もあまり金額のことは考えていません。大体の相場がありますから。とはいえ、クーポンも重要なポイントではあります。
女性は初回はお試しだからできれば安くやってほしいという意見が多かったのですが、男性は違う考え方なのですね。では、セットにすると安くなります、という感じのクーポンはそんなに選ばない感じですか?
これがプラスになります、というくらいの感じだったら、それがついているクーポンを選ぶこともあるかもしれませんが、初回からいきなりあれもこれもセットにすると安いです、というクーポンは選ばないかも。
初回は本当にシンプルにカットをお願いしますね。以前、カットにスパをプラスしたことはありました。
シンプルなんですね。女性はクーポンに書かれている商品名などをメーカーサイトに飛んでしっかり調べ、納得できれば選ぶこともあると言っていたのですが、男性はそこまでしないんですね。
女性は髪質をこうしたいという目的がはっきりしているからではないでしょうか。僕らは基本、まず切ってほしいんです。
トリートメントをサービスされて喜ぶ自分がちょっと恥ずかしいといいますか……(笑)。
なるほど。みなさん予算はある程度、ゆとりを持った金額を設定されているのですね。クーポンをチェックしつつもカットを基本とした技術を重要視し、クーポンを選ぶとすれば初回はシンプルなクーポンを選ぶのですね。
指名
男性はキャリアや得意な技術に惹かれると、女性と違って初回から失敗しないように指名することもある
調査データ
最初の予約のときに、担当者を指名しましたか?
サロンを決めたあと、スタイリスト情報の何を重要視しているのでしょうか。また、それは初回指名にもつながるのでしょうか。
ある程度、行きたいサロンが絞り込めたら次はどこを見るのですか?
クーポンが表示されている画面を見つつ「こういう雰囲気のお店です」という説明を読みます。次にスタイリスト情報を見ます。キャリアが何年、メンズカットが得意かどうかなど得意な技術をチェックし、自己紹介文も読みます。
僕も経歴などスタイリスト情報は見ますね。
僕も見ます。
女性よりも男性のほうがスタイリストの経歴をよく見るんですね。
逆にそれくらいしか判断基準がないんです。自己紹介文で自分の熱い思いを長文で書いている方を見ると「愛がある!」と感じますね。それを見て「この人にしよう」と思い、指名することもあります。
今、僕を担当してくれている方は20年以上のキャリアがあり、女性ですが、集客サイトを見てメンズカットが得意で信頼感があるなと感じ、「間違いない」という気持ちで初回から指名しました。
するとみなさん、キャリアを中心にスタイリスト個人の情報を入念にチェックして、お店の雰囲気もよければ初回から指名することもありそうですね。
指名せずに行って見当違いの人が担当になったら困るじゃないですか?僕は自分のフィーリングでこの人に決めた、というのが最初からありますから。
なるほど。女性は初回はお試しだから指名しないという話でしたから、真逆ですね。では、初回の場合はキャリアが長い、メンズカットが得意だ、という情報があると指名につながりやすいのですか?
上手くやってくれそうだという信頼度はありますね。
キャリアが短いから指名するのをやめようというほどではありませんが、キャリアが長ければいいなというくらいの感覚です。
キャリアが長い方の場合、指名料が設定されていることもありますが、そこは気にならないですか?
気にならないですね。
並外れた金額だったら考えてしまうかもですが、基本的には問題ないです。
500円、1000円の話ですから、次の日のコーヒーを1杯、我慢すればいいだけです!
ギャップ
初回は困りごとが解決すればOK。仕上がりに対する期待感は持ちすぎない
調査データ
実際にサロンに行ってみたときに、予約時の想像とのギャップはありましたか?
初めてのサロンに行くときの気持ちや期待していること、また、どんなことが付加価値になるのか聞きました。
初めて行ったサロンは想像と同じだった、想像よりも良かったという人が多いのですが、みなさんはどんな感想を持ちましたか?
初回のサロンにそんなに気合を入れて行かないので、「まあ、良かったな」というくらいの気分でしたね。
期待していないというわけではないのですが、最初は「お願いする」という感覚に近いです。まとまりづらい髪をどうにかしてください、助けてください、困っているんです、という感じで自分から様子を見に行き、情報を取りに行っている感じです。その結果、そんなに変なことにはならないので嫌な気持ちになることもなく「ありがとうございます」という気持ちになります。
僕もまず「伸びたから切ってほしい」というのが大前提としてあって、似合うかどうかはその次の段階です。今通っているサロンは想像よりすごく良かったんですよ。話しやすい雰囲気で居心地も良く、サロンで過ごす時間がとても心地良かったんです。いろいろと僕の髪の悩みを聞いた上でカットしてくれたので、自分のことをわかってくれた気がしました。
「髪を切る」ことがゴールなので、それ以外のもの、自分のことを気にかけてくれるとか、居心地がいいとか、シャンプーがよかったということはすべてプラスαでしかないんです。
そもそも髪がボサボサになったり、スタイリングがうまくいかなくなったりした状態=マイナスからのスタートなので、何をされてもプラスにしかならないですね。
そうですよね。マイナスからの付加価値ですよね!
みなさん、やさしいんですね!
「データ de 考えるサロン運営」今回のまとめ
メンズカットが得意で、こだわりを理解してくれる人が理想
男性のお客さまは立地からまずサロンを探し始め、お店の内装や雰囲気を写真でチェック。気になるサロンを見つけたらクーポンや価格もチェックしてサロンを決めるようです。
さらにスタイリストの自己紹介文にもしっかり目を通し、ピンときたら初回から指名することも。メンズカットが得意かどうかは重要なポイントです。男性のお客さまはまずしっかりカットしてほしいと思う気持ちが強いので、全力を尽くしてお客さまの「なりたい」を叶えることが大事。
それ以外はすべてプラスαなので、余裕があればきめ細かいサービスや居心地のよい空間の提供、悩みを親身になって聞くなどして加点を獲得し、リピーターへとつなげましょう。金額はあまり気にしないようですが、初回からあれこれメニューを加えるというよりカットに絞りたい傾向があるので、クーポンはシンプルなものが良さそうです。
番外編:SNSの活用法
自分のイメージ探しや、スタイリストとのイメージ共有のためにSNSを活用
サロン探しはホットペッパービューティーですが、自分のイメージを固め、スタイリストに伝えるためにSNSをどう活用しているのでしょうか。
TikTokやInstagramなどでサロンやスタイリストを探すことはありますか?
それはあまりないですね。僕らは立地から探すので、ホットペッパービューティーから絞り込んでいくのがいちばん探しやすく、目的のサロンにたどり着きやすいのだと思います。逆にスタイリストをTikTokやInstagramから探す人は、どんなに遠くても行くのかもしれませんね。
TikTokやInstagramだと情報を自分で取りにいかないといけないですが、ホットペッパービューティーならストライクゾーンだけ決めておけば自然に見つかりますからね。
カッコよくしてくれる人であれば誰でもいいという感じはあります。
でもなりたいイメージをTikTokで探したりはします。TikTokで某ラッパーのヘアスタイルを見てすごくカッコいいと思い、その写真をサロンで見せました。
自分の要望も伝えるのですが、スタイリストさんが具体的にイメージしやすいように僕もイメージ写真を見せます。
ナミノさんはどこから情報を得るのですか?
僕はPinterestをよく使っています。気になる画像をタップしているとイメージがどんどん具体化するんです。
みなさん、写真などでイメージを伝えているんですね。僕は何も事前に持って行かず、スタイリストさんと相談しながら決めることが多いです。いろいろ話をした上で、スタイリストさんがカタログを見せてくれて、それで決まるという感じです。
データ de 考えるサロン運営とは?
タカラベルモントが定期的に実施している調査データから見えてくる課題にフォーカスし、サロンの課題解決の糸口を探そう! というシリーズコンテンツです。
実際にサロンを運営しているオーナーさまやスタッフさま、ときには生活者さまをお招きし「実際はどうしてる?」「理想のカタチ」「何をどうすればいい?」を語っていただきます。
サロン運営のヒントが盛りだくさんです!
ファシリテーター: 江﨑 江美
サロンのデータ分析を核に、サロンの売上改善や人材教育など、サロン作りをトータルでサポートするフリーのコンサルタントとして活動中。
これまでの3,000店舗以上の売上データ分析の経験を核に、データを活用したサロン運営のサポート、利益の出る店販導入のみならず、サロン内の人間関係の悩み解決、店長教育をはじめとする人材教育にも注力している。2018年までタカラベルモントに在籍。
『特集:支持され、発展し、ながく続くサロンづくりのヒント』他の記事
-
第1回 理美容室の売上アップを目指すためにみるべきデータ
この記事は
参考になる!この記事を
あとで読む! -
初回来店のお客さまが「行ってみたい」と思うサロンとは?生活者 座談会 【女性編】~データ de 考えるサロン運営~
この記事は
参考になる!この記事を
あとで読む! -
~調査データを知る、読む、生かす~データ de 考えるサロン運営『次回来店につながる失客しないためのカウンセリングって?』
この記事は
参考になる!この記事を
あとで読む!
TB-PLUSは、タカラベルモント株式会社が運営している<サロンとあなたの“明日”に役立つ情報サイト>。
クリエイティビティを刺激するトレンド情報からサロン経営のヒントまで、成長と意欲につながるトピックやノウハウをお届けし、あなたのサロン人生を応援していきます。
\友だち追加 お願いします♪/
LINE公式アカウント タカラベルモント for salonで、最新情報を発信中!
この記事は参考に
なりましたか?
この記事は
参考になる!
この記事を
あとで読む!
あなたの興味のある「#タグ」や「カテゴリ」「シリーズ」などを「気になる!」登録すると、関連するコンテンツがMy:TB-PLUSに自動で表示されるようになり、最新のコンテンツを見落とす心配や、コンテンツを探す必要がなくなりとっても便利です。