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INDEX
> コロナ禍を機に「ホッパー」生活を卒業し、これからの新しい自分に合うサロン探しをスタート
> 出会いは運!「いい美容師さんに出会いたい」という思いを持って、長く通えるサロンを集客サイトで検索
> わからない用語はメーカーサイトで調べ尽くし、納得した上でクーポンを選ぶ
> 初回はそもそも期待値が低いので、想像とのギャップを感じない
「データ de 考えるサロン運営」今回のテーマ
今回のテーマは「行ってみたい」と思うサロンをどう探すかです。サロンに通うお客さま3名にお集まりいただき、新しいサロンを探す際、どのような方法でサロン探しをし、実際に行ってみようと決めるポイントはどこなのか?などを語っていただきました。
探し方や決めるポイントとなったことを紐解きながら、選ばれるサロンになるために必要なこととは何なのか、そのヒントを探っていきます。
今回のテーマについて一緒に考えてくださる皆さま(お名前は仮名)
タナカさま
現在のサロンに通っている期間:半年〜1年
そのサロンを探した方法:minimo
そのサロンを選んだポイント:カットモデルとして行ったサロンで出会った美容師さんが気に入った
ナカノさま
現在のサロンに通っている期間:半年〜1年
そのサロンを探した方法:ホットペッパービューティー
そのサロンを選んだポイント:ヴィーガンカラーとフルフラットのシャンプー台があったこと
フジタさま
現在のサロンに通っている期間:半年〜1年
そのサロンを探した方法:くまポン
そのサロンを選んだポイント:黒髪からヘアチェンジするにあたり、カラーが得意なサロンを探した
※50音順
※2024年1月16日現在
サロン変更のきっかけ
コロナ禍を機に「ホッパー」生活を卒業し、これからの新しい自分に合うサロン探しをスタート
調査データ
現在のサロンに通い始めてからどれくらいの期間が経っていますか?
今まで通っていたサロンから現在のサロンになぜ変えたのか?サロンを変えるきっかけについて聞きました。
3人とも現在のサロンに通い始めてから半年〜1年とのことですが、以前通っていたサロンから現在のサロンになぜ変えようと思ったのですか?
理由が2つあって、1つはヴィーガンカラーをやってみたかったからです。コロナ禍をきっかけに環境問題に興味を持つようになり、環境にやさしいヴィーガンカラーを導入しているサロンに変えたいと思いました。もう1つはフルフラットのシャンプー台があるサロンがいいなと思ったことです。リモートワークが増えたことで首や肩が凝ってしまい、普通のシャンプー台だと首が痛いと感じてしまって……。そこでタカラベルモントさんの『YUMEシャンプー』があるサロンを探しました。それまではクーポン頼りで安いサロンを探し回る「ホッパー」生活だったのですが、コロナ禍を機にもう少し腰を据え、自分が希望することを叶えられるサロンに通いたいと思うようになりました。
私はずっと黒髪だったので、髪色を変えてみたいなと。結婚したりコロナ禍によって仕事の自由度がアップしたりしたことがきっかけですね。夫が金髪にしたことにも影響を受けて気分を変えたいと思い、カラーが得意なサロンを探しました。
コロナ禍でしばらく実家に帰り、地元のサロンに通っていたのですが、再び都内に戻ったときにminimoでカットモデルを募集しているサロンを見つけ、そこで出会った美容師さんがとてもカットが上手だったのでそのまま通い続けています。それまでは全頭ブリーチやピンクにしていたのですが金額も高いので「ホッパー」状態だったんです。
サロンが定まらず探し続けることを「ホッパー」って言うんですね!今まで通っていたサロンに大きな不満があったというわけではなく、ライフスタイルが変わったとか、なんとなく気分を変えたいとか、そんな感じで新しいサロンを探そうと思うんですね。
サロン探しの方法
出会いは運!「いい美容師さんに出会いたい」という思いを持って、長く通えるサロンを集客サイトで検索
サロンを探すにはいわゆる集客サイトで検索するのが一般的ですが、どのようなサイトを駆使して探しているのでしょうか。
データによりますと圧倒的にホットペッパービューティーでサロンを探す方が多いのですが、みなさんの周りの方もそうですか?
私と私の周りはみんなそうですね。CMでも見ますし、サロン検索のプラットフォームとしていちばん身近にあるものだと感じています。
なるほど。検索するといちばん上に出てくることが多いですよね。タナカさんはminimoを利用されていますが、それはなぜですか?
minimoはまつエクやまつ毛パーマサロンも含め、価格や場所、練習モデルなど幅広い条件から検索することができるので便利です。「出会いは運次第」という側面もありますが、今担当してもらっている人は「まだ練習中なんだよね」と言っていた頃からのお付き合いなので、少しずつ仲良くなれる面白さがあります。minimoでいい人に出会ったら次からはホットペッパービューティーで予約を入れてポイントを貯めたりもします。
そうなんですね。フジタさんはくまポンを利用されていますが、わりと珍しいほうかもしれませんね。
とにかく施術料金が安いのが特長です。これも「出会いは運次第」なところがありますが、初回はくまポンで予約して(運営会社の)GMOのポイントを貯め、いいなと思ったら2回目以降はホットペッパービューティーで予約を入れてポイントを貯めています。
サロン選びに重要視するポイント
お客さまは初回来店の際、予約サイトなどのどこを見てる?
調査データ
最初の予約のとき、決め手となった項目を3つまで選択してください。
サロンを探すとき、1番目に重要視していること、その次に重要視していることを聞きました。
3人ともそれぞれ異なるサイトでサロンを探していますが、いちばん重要視している条件は何ですか?
立地です。自宅に近いとか、通いやすい路線にあることを条件にまず探します。
私も立地です。自宅や会社に近いところを選びます。
私はヘアスタイルです。カットが得意、カラーが得意、などその人が得意な技術を判断し、行ける範囲内であれば特別近くなくても行きますね。
なるほど。では2番目に重要視している条件は何ですか?ナカノさんは先ほどヴィーガンカラーやフルフラットのシャンプー台とおっしゃっていましたが。
価格ですね。サイトに「何%OFF」と書いてあるクーポンがあるのですが、その割引率がどれだけ大きいかを見ます。初回はお試しなので、とにかく安さを優先してサロンを探します。行ってみて気に入れば、その後、価格が上がってもかまいません。
私も価格は見ますが、いいなと思えば2回目以降、価格が上がってもいいかなと思います。
つまり、初回は「試したい」という気持ちが強いんですね。
そうです!
クーポン
わからない用語はメーカーサイトで調べ尽くし、納得した上でクーポンを選ぶ
クーポン名には特定の商品名や専門的な用語や書かれている場合がありますが、どこまで理解した上で予約をするのでしょうか。
初回、ホットペッパーで予約する際、当然クーポンを使用されていると思うのですが、クーポンには「○○トリートメント」「○○カラー」など専門用語で書かれているものも結構あります。それは見てわかりますか?
わからない用語は検索します。
お客さまが自分で調べているんですね!
検索に引っかかるように書いてあるんだろうと思っていました。
クーポンはお客さまの努力と思いやりの元に成り立っているんですね……。もっとわかりやすく「髪がツヤツヤになるトリートメント」のような書き方のほうがよくないですか?
形容詞で表現されるより商品名が書いてあるほうが調べやすいですし、他のメニューとの違いもわかりやすいと思います。
形容詞で書いてあると、どことなく煙に巻かれた気になります。「ケラチン」と書いてあったら、「ケラチン」を使うことがイメージできます。
素人なりにも調べると、プロセスや効果がイメージできて納得感が出ます。
なるほど。見るのはメーカーさんのサイトですか?美容師さんが書いているブログなどですか?
メーカーさんの情報です!
ギャップ
初回はそもそも期待値が低いので、想像とのギャップを感じない
初めて行ったサロンでどんなことをしてもらえたら「もう一度来てみたい」と思うのでしょうか。
初めてそのサロンに行ったとき、イメージと差がなかった、思ったより良かったと感じる人が多いのですが、何をイメージして「差がない」と判断しているのですか?
そもそも初回のサロンにあまり大きな期待を持ってないんです。
通常価格より安くやっていただくので、自己責任と言いますか。良かったら超ラッキーという感じです。安くしていただいているのに過度な期待をするのはおこがましいのではないかと……。
もし気に入らなかったら、お直しに別のサロンに行けるくらいの価格でやってもらうので……。いい人に出会える確率は、基本、低いだろうという感覚があります。
とりあえず変にならない程度にカットしてもらえればいいんです。
それ、わかります!
初回はある程度、あきらめている部分があるのですね。では、想像より良かったと思えるのはどんなときですか?
テストモデルで行ったとき、まずテストに合わせたヘアスタイルにカットするのですが、その後、時間がかかってもいいからあなたの好きなヘアスタイルにしますと言ってくれて、私の意図を汲んでくれた方がいました。そのときはうれしかったですね。
美容の専門用語を丁寧に解説してもらったときはうれしかったです。トリートメントの種類や価格による内容の違いを説明した後、あなたの髪にはこれが合いますよと提案してくれたり、ホームケアについて詳しく教えてくれたりするのは本当に助かります。
たまにトリートメントの提案をされるのですが、予約したクーポン価格の範囲に収まるように提案してくれたらうれしいですね。
選んだクーポンよりも数千円高いものを急に提案されても困りますよね。
それをやりたいなら、最初からそのクーポンを選んでいます……。
想定した予算感の中で自分の髪を思いやってくれて、適切な説明をしてもらえると「思ったより良かった」となりそうですね。
「データ de 考えるサロン運営」今回のまとめ
初回は「お試し」。いい意味で期待を裏切るサービスを提供しよう
女性のお客さまは、自分にとって譲れない条件(立地、価格、設備、メニューなど)でサロンを検索し、行きたいサロンが見つかったらクーポンをじっくり選んだ上で来店するのですが、初回から指名することはせず、「試したい」気持ちが大きいようです。そこで想像を超える技術やサービス、接客を受けて「気に入った」となれば、次回以降、価格が上がってもかまわないようですし、次回の予約や指名につながることもありそうです。
番外編:理美容師の指名について
指名しても自分の希望を叶えてもらえず「微妙だった」と思うこともある
初回は指名しないという人が多いですが、その次は指名するのでしょうか?また、初回から指名した場合でも次は指名しないこともあるのでしょうか。
初回は指名しない人が多いのですが、一度行ってみて気に入ったら、その後スタイリストを指名しますか?
特に指名はしてないですね。私はもともとロングなのでサロンに行く頻度が少なく、上手かどうかの判断がしづらいこともあるので、とりあえず自分が求めるメニューや設備が整っていればまた次も行こうと思ったりはします。
くまポンは初回は基本、指名不可なんです。ジュニアスタイリストが対応します、と最初から記載されていることが多いのですが、オーナークラスの方の場合もあります。なので、初回はほぼ指名できませんが、気に入れば次回、指名することもあります。
なるほど。タナカさんはminimoですから、最初から人で選んでいるので指名しているんですよね。
そうですね。とはいえ思うようにならなかったり、その人にとってやりやすい方向に持っていかれたりすると「ちょっと微妙だったな」と思うことはあります。その場合は次は指名しないですね。
食い違うこともありますよね。逆に今まで、すごくよかった!と思えるような美容師さんとの出会いはありましたか?
特に誰というのはないのですが、チームワークのいいお店はいいなと感じたことはあります。私はそんなにたくさん話をするタイプではないのですが、それに合わせてくれたり、行く頻度が少ないのに私のことを覚えていてくれて、きちんとカルテを書いてくれたりするとうれしいですね。
学生時代に4〜5年担当してくれていた方がいました。途中でいなくなってしまったのですが、その人のことは大好きでしたね。
得意な技術を言い切ってくれると指名しやすい!
調査データ
最初の予約のときに、指名する人を選んだポイントを、3つまで選択してください。指名しなかった理由を教えてください。
行きたいサロンを見つけても、誰を選んだらよいかがわからないと指名につながりません。指名してみたいと思わせるために必要なことは何なのでしょうか。
初回に指名しない理由は「誰を選んだらよいかがわからない」がいちばん多いのですが、みなさんは見つけたサロンにどんなスタッフがいるかネットで見ますか?
見ます。
そこに得意な技術などが書いてあればそれも見ますか?
見ます。
それでも誰を選んでよいかがわからない感じですか?
そうですね。あと、初回から指名料を払うのもちょっともったいないといいますか……。
指名したくないわけではなく、こだわりがないんです。
なるほど。では、「こんな情報があれば、この人を指名してみたい」と思う、決め手になる情報って何か思い浮かびますか?
ショート派です、とかロングが得意です、と言い切っているほうが指名しやすいかもしれません。
そういう情報を発信することで、お客さまと美容師さんのミスマッチが防げそうですよね。
私は日頃、美容師さんに、自分が得意なことやどんなお客さまに来てほしいかも書いたほうがいいですよ、趣味など技術以外のことも書くといいですよ、とお話しているのですが、それでちゃんと伝わりそうですね。
はい!その通りです!
ゲームが好きです、など何でもいいんです。ちょっとでも共通点があると安心できます。
データ de 考えるサロン運営とは?
タカラベルモントが定期的に実施している調査データから見えてくる課題にフォーカスし、サロンの課題解決の糸口を探そう! というシリーズコンテンツです。
実際にサロンを運営しているオーナーさまやスタッフさま、ときには生活者さまをお招きし「実際はどうしてる?」「理想のカタチ」「何をどうすればいい?」を語っていただきます。
サロン運営のヒントが盛りだくさんです!
ファシリテーター: 江﨑 江美
サロンのデータ分析を核に、サロンの売上改善や人材教育など、サロン作りをトータルでサポートするフリーのコンサルタントとして活動中。
これまでの3,000店舗以上の売上データ分析の経験を核に、データを活用したサロン運営のサポート、利益の出る店販導入のみならず、サロン内の人間関係の悩み解決、店長教育をはじめとする人材教育にも注力している。2018年までタカラベルモントに在籍。
『特集:支持され、発展し、ながく続くサロンづくりのヒント』他の記事
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第1回 理美容室の売上アップを目指すためにみるべきデータ
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初回来店のお客さまが「行ってみたい」と思うサロンとは?生活者 座談会 【男性編】~データ de 考えるサロン運営~
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~調査データを知る、読む、生かす~データ de 考えるサロン運営『次回来店につながる失客しないためのカウンセリングって?』
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