ママ理美容師インタビューVol.8｜サロンドかづみさま

ママ美容師は5名で、1名が育休中です。今後産休・育休を控えているスタッフが2名います。

これまで育休をとったスタッフは全員復帰しています。

今はまだ子供を持たないスタッフたちも「いつかは先輩たちのようになりたい。」という気持ちからか、みんな協力的です。

歴代の先輩からずっと続いているので、それが当たり前になっていますね。完全週休２日制なので土日が休みになることもありますが上手にローテーションを組んでやれていますし、通わせている保育園によって預けられる時間や休める曜日も変わりますが、そこも調整し合っています。

全員復帰しているよね？特にやめる理由がなかったみたいな…

働きやすさもありますけど、やっぱりお客さまから「戻ってくるのを待っているね。」と声をかけてもらえたことが光栄でしたね。

その言葉うれしいですよね！

自分が家庭にいることと働くことの２つの姿があることが息抜きになるし、お客さまから応援してもらえる温かさも理由の一つになっていると思います。子育て世代のスタッフも増えているので、同じ状況で協力し合えることも大きいです。

事前に店舗のリーダーに相談した上で、連絡が取れるお客さまにはスタイリストから予約変更や担当者振替のご案内をしています。

決まったプログラムはありませんが、本人に意欲があれば参加できる場を常に用意してくれている会社だと思います。

研修とか、クリスマス会とか(笑)

スタッフ同士のコミュニケーションが取れる場があることで 、良い関係が作れていますね。子供を連れてセミナーに参加できる周りの理解や、リモートを選べる環境もうれしいです。

会社の経営理念として「女性がずっと働けるサロン」という方針を掲げているので、リクルートの場では必ずお話ししています。採用した時には保護者の方と一緒に面談もしています。

結婚や出産を経てライフステージが変わっていく中で、どうすれば安心して働き続けられるのかをスタッフ1人ひとりの働き方に合わせて、雇用形態を含めて柔軟に対応してくださっています。

まずは店舗のリーダーに希望を伝えて、その後社長とお話しさせていただきながら実現可能かどうかを確認しています。社長はその内容を社会保険労務士の方に相談してくださり、「この働き方だと社会保険に加入できないから、こうした方がいい。」などのアドバイスをいただき、再度調整をしています。

私たちは労務に関して専門家ではないので、社会保険労務士の方に月に1回お越しいただいて給与計算や勤務形態、労働基準に関するアドバイスを受けています。スタッフが希望する働き方だと労働基準法に違反してしまう場合や社会保険に加入できない場合などもあるので、 私たちの状況に合った対応策を一緒に考えてくださっています。

費用はかかりますが、ありがたい存在です。

助成金に関しても年々制度が変わっていくのでご相談ができて助かっています。

税理士さんや社会保険労務士さんとうまくお付き合いさせていただきながら 、スタッフが安心して働ける環境を作れるよう試行錯誤できていると感じています。

みんなで譲り合っているよね。

若い方から70代 でも現役バリバリの方まで、子育てに関わらず働く女性のニーズに応えているサロンは全国的にもまだまだ少ないので、これからの理想的なサロンのかたちになるのではないかと思います。

周りに同じ経験をしているスタッフも多いので相談しやすいところですね。

店舗間の異動があっても全体で顔を合わせて集まれる機会が多いので、何かあったときにスタッフ同士で協力し合える環境があることです。それぞれの店舗に5分ほどで到着するので、サロンPOS (*1) を活用しながらヘルプスタッフや予約を調整することもあります。

必ず引き継ぎスタッフをご紹介させていただき、責任を持ってカルテを管理し共有していることをお伝えしています。復帰時に元のスタッフに戻す方もいらっしゃいますし、そのまま引き継ぎスタッフが担当する場合もありますが、どちらにするかはお客さまに選んでいただいています。担当が変わっても続けてご来店いただけるお客さまは多く、お客さまもサロンの特徴をわかってくださっているなと感じています。

スタッフみんなが活躍して店舗の売り上げがキープできるのならその方がいいと思っていますし、社長もそこを評価してくださいます。ちゃんと考えてもらえる会社だからこそ、自分だけの売り上げを考えるのではなくチームで助け合いたいと思えています。

「子育ては一人では無理」ということですね（笑）

周りの人や使える制度をフル活用して、頼れるところは頼ってほしいです。私自身も自分が経験したことは後輩に伝えたりもします。

社長にも気にかけていただいて、助成金制度などは教えていただきました。

せっかくならフルで制度を活用できるように声をかけることもありますね。