タカラベルモントのキャリア支援プロジェクトとは、理美容師または理美容師を目指す方々が “自分らしいキャリアを築けること” “理美容業界で輝き続けられること” を目的に、 これまでの常識を疑い、環境改善から学習支援の開発まで幅広く業界発展のために活動する取り組みです。
ママ理美容師にフォーカスしたインタビューシリーズ第14弾として、ご夫婦で女性スタッフ100%体制のサロンを運営し、奥さまの産休・育休の経験を活かしてライフステージの変化に寄り添った働き方づくりに取り組む株式会社ZAZAさまにお話を伺いました。
お話を聞いた方
佐々木 正さん
株式会社ZAZA 代表
ルベルデザインアワード東北大会出場。全国大会出場。
パリコレやハイブランド撮影にも携わるベテランスタイリストにしてZAZA代表
ERIKAさん
株式会社ZAZA ヘアデザイナー
2児の母(7歳、4歳)
コンテストでの受賞履歴もある現役ママ美容師
<産休・育休取得期間>
第一子:7ヶ月
第二子:4ヶ月
※2026年4月時点
サロン情報
ZAZA/iz
〒980-0021
宮城県仙台市青葉区中央4-8-14 1f-3f
サロン規模
店舗スタッフ数:8名(オーナーを含む)
全体店舗数:2店舗
インタビュアー
キャリア支援プロジェクト メンバー 一同
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【代表・佐々木さん編】
女性比率100%のサロンが目指すトータルビューティーの在り方
スタッフが女性比率100%とお伺いしましたが、どのような思いでこれまで経営されてきたのでしょうか。また、働く環境づくりで意識されていることも教えてください。
オープン当初は私1人でスタートしたサロンですが、開業時からカットに限らずトータルビューティーを目指したいという思いがありました。その方向性に共感してくれる女性からの求人応募が多く、結果的に現在は女性スタッフだけの体制になっています。
着付けやメイク、まつ毛パーマなど施術の幅を少しずつ広げていく中で、お客さまも自然と女性が中心になり、サロン全体の雰囲気も今の形に近づいていきました。
働く環境づくりでは、スタッフが「やってみたい」と言ってくれたことをなるべく否定せず、形にすることを大事にしています。その積み重ねで新しいメニューが生まれ、今のトータルビューティーサロンに繋がっていると感じています。
スタッフ1人ひとりのやりたいことを尊重されているのが素晴らしいですね。
そうした中で、妊娠や出産といったライフステージの変化に直面した場面もあったと思いますが、産休・育休についてはどのような取り組みや制度がありますか?
実はスタッフが産休・育休に入ったケースはまだなく、現時点では具体的な制度はございません。ただ、一緒に働いている妻が産休・出産・育休を経験する中で、つらかったことや大変だったことを身近で感じることができました。その経験をもとに夫婦で「こうした点はスタッフにも配慮していこう」と話し合っています。産休・育休については、立場や家庭環境は人それぞれ異なるため、画一的に決めるのではなく、1人ひとりに合った形で無理なく休める環境を整えていきたいと考えています。
【ママ理美容師・ERIKAさん編】
妊娠・出産を迎える中で感じたサロンのサポート
現在、7歳と4歳のお子さまがいらっしゃいますが、第一子を妊娠された当時のお話をお聞かせください。
オーナーが夫ということもあり、妊娠がわかってすぐに相談しましたし、お店のスタッフにも早めに報告しました。
産休・育休の制度がなかったと思いますが、スタッフの皆さんから理解は得られましたか?
元々コミュニケーションは取れていたので、妊娠についても相談しやすい環境でした。引き継ぎについても、接客スタイルが完全なマンツーマンではなく、他のスタッフもお客さまに接する機会があったため、自然なかたちで紹介しながらスムーズに進めることができました。その点でも、産休に入りやすかったと思います。
妊娠中に接客される中で、苦労されたことはありましたか。
立ち仕事なので、体調が安定しない時は負担を感じることもありました。特にお腹が大きくなってからはシャンプーが大変でしたが、近くのスタッフが声をかけてくれて、周りに支えてもらいながら無理なく働けていたと思います。
実際に、産休・育休はどのくらい取得されましたか?
第一子の時は、産休を2ヶ月ほど、育休を5ヶ月ほど取得しました。第二子の時は、ちょうど店舗の拡大改装の時期と重なり、なかなか長く休める状況ではありませんでしたが、それでも産休を2ヶ月ほど、育休を2ヶ月ほど取得して、比較的早めに復帰しました。
ママになって変わった仕事との向き合い方
勤務体制について教えてください。また、お休みから復帰される前後で、働き方や気持ちの変化はありましたか?
復帰当初は無理をしないよう週3日から始め、少しずつ日数を増やしながら現在は時短勤務で働いています。上の子が小学生になるタイミングもあり、その都度状況を見ながら、子育てとサロンワークを両立できるかたちを選んできました。
美容師という仕事が好きで、ママになる前はコンテストにも積極的に出場していましたし、自分の時間をフルに仕事に使えなくなることに、不安を感じていました。ただ、実際に子どもを産んで働いてみると、お客さまと共感できる場面が増え、心の距離が縮まったと感じています。今は楽しみながら接客ができていて、自分の強みが増えた実感があります。
時短勤務になってから、意識されていることや工夫されていることはありますか?また、時短勤務やトータルビューティーサロンとして働きやすさを感じた点があれば教えてください。
短時間で働くようになってからは、限られた時間の中で何ができるかをより意識するようになりました。目の前の業務への集中力はもちろん、空いた時間にカルテを確認するなど、日々の業務の進め方も工夫しています。また、美容師以外に着付けの仕事も担当しているため、成人式などで早朝から出勤する場合でも時短勤務の分を少し早めに上がらせてもらえることがあり、ライフスタイルの面でもとても助かっています。最近はネイルなど他の施術に興味を持つスタッフも増えていますが、自分の生活と両立しながら活躍の幅を広げられる環境があることで、ライフステージが変わっても長く働き続けられるイメージが持てるサロンになっていると感じています。
【サロンの制度編】
ライフステージに寄り添った働き方と環境づくり
ERIKAさんの妊娠がスタッフの中で初めてのケースだったと思いますが、店舗内で助け合う雰囲気づくりのために工夫された点はありますか?
妻が妊娠したタイミングで、つわりがひどくなることや長時間立っていることがつらくなること、またお腹が大きくなって動きづらくなることなど、これから起こりそうなことを事前にスタッフにも共有しました。まだそうした経験がない若いスタッフも多かったので、「もし自分たちが同じ立場になったらどう感じるか」「どんなサポートがあったら助かるか」をミーティングの中で一緒に考えてもらいました。その意識づけを続けていく中で、妊娠中のお客さまが来店された際にも自然と気づいて動けるスタッフが増えており、その変化はとてもうれしく感じています。
ERIKAさんの産休・育休の経験を今後に活かしていきたいとお話しされていましたが、これからスタッフの方の妊娠や、産休・育休から復帰する場合の働き方について、どのように考えていますか?
当サロンはトータルビューティーサロンとして、美容師業務と兼任でまつ毛パーマやネイル、着付けなど、カット以外のメニューにも対応しています。例えば、長時間立つ作業が難しい時期であれば座りながら対応できる施術を担当してもらうなど、その方の状況に合わせた働き方を選べる環境を用意したいです。今後は脱毛メニューも新たに導入する予定ですので、無理なく続けられる選択肢をさらに増やしていきたいですね。
素晴らしいですね。 最後に、これまでのお話を踏まえて、サロンとして大切にしている考え方をお聞かせください。
美容師の仕事はどうしても、個人の売上に意識が向きがちだと思いますが、できるだけ全体で売上を見ることを大切にしています。誰かが長期で休むことがあっても、みんなでバックアップし合えるような関係性や気持ちの部分を大事にできるサロンでありたいと考えています。
【おわりに】
インタビュー後記
お話を通して印象的だったのは、「特別な制度」よりも先に、「目の前の人を思う気持ち」があったことでした。ERIKAさんの妊娠・出産という出来事をきっかけに、経験のない若いスタッフも含めて「自分がその立場だったら」と一緒に考える機会を重ね、サロン全体でできることを1つずつ形にしてこられました。トータルビューティーという強みを活かしながら、その人に合った働き方を選べる環境づくりを進められています。ライフステージが変わっても、好きな仕事を続けられる。そんな可能性を感じさせていただいた時間でした。
ママ理美容師のためのキャリアヒントBOOK
【ママ理美容師のためのキャリアヒントBOOK】 は、理美容業界における産休・育休にフォーカスした復帰支援サポートブックです。出産を控える理美容師のみなさんが安心して産休・育休に入ることができるように、事前準備のサポートとして活用いただくことに加え、復帰後に理美容師として働いているイメージが膨らむよう、先輩ママのみなさんの声が掲載されています。
※キャリアヒントBOOKは「キャリア支援プロジェクト」ページよりダウンロードできます。
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