「彩りのある人生を!Well-being-Life」
人生を彩り豊かに。
それはきっと、サロンワークにもプラスのエネルギーになるはず。
そんな想いで始まったウェルビーイングシリーズ第4回目です。
人生100年時代といわれる現代。目の健康寿命は実際の寿命より10年ほど短いと言われています。カットやカラーなどのサロンワークや、SNSのチェックで目を使う機会が多い理美容師さんだからこそ、自分の視力の変化やアイケアについて気になる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は大阪・関西万博での取材のご縁から、目のプロであるロート製薬さんにアイケアの重要性やポイントについてお話を伺いました。
大阪・関西万博ヘルスケアパビリオンの企業ブースレポートはこちら
今回アドバイスをしていただく南さんのプロフィール

南 修二
ロート製薬株式会社 広報CSV推進部 大阪万博&地域連携グループ
⼤阪万博のロート製薬ブースの立ち上げ、運営を行いつつ、京都府⽊津川市との産官学連携プロジェクトを発案、進行中。万博を起点に地域とのつながりを強化する事業を模索している。

インタビュアー:濱本 由麻
元美容師。現在は取材ライター・カメラマンとして活動中。趣味は美容とヘルスケアの情報収集。
※2025年9月現在
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アンケート結果から見る!理美容師さんのアイケアの実態
事前に159名の理美容師さんに「アイケアの実態アンケート」にご回答いただきました。



「現在行っている目のケアを教えてください」という質問に対し、最も多い回答が「目薬」、次に「何もしていない」という結果となりました。「仕事やスマホで目を酷使した時、目の見え方に変化を感じますか」という質問には約8割の方が「感じる」と答えており、「目を酷使することで目の見え方に変化(疲れ)を感じるが、特にアイケアをしていない」という方が一定数いることがわかりました。
早期セルフアイケアの重要性

目の不調は身体の不調の中でも特に感じにくい場所だと言われています。ケアも疎かになりがちですが、私たちは少しでも早い段階からセルフケアを行うことを推奨しています。
近年はデジタルデバイスの普及と共に目を酷使する時間が増え、実際にロートが行った調査では約80%の方が目の悩みを感じているという結果が出ています。また、小学生の子どもを持つ親に調査したところ、裸眼視力1.0未満の小学生は3人に1人以上。5人に1人はメガネやコンタクトレンズを使用しており、その7割は近視用です。
参照元:
https://www.rohto.co.jp/news/release/2021/1006_01/
https://jp.rohto.com/learn-more/eyecare/all/myopia/increase/
日常生活で目を使い続けることでさまざまな影響が出るんですね。
近年では近視の研究が進んでいて、実は太陽の光を浴びることが近視抑制につながるという研究結果も出ています。
太陽光は目に良くないイメージがあったので驚きです!
太陽光に含まれる特定の波長が近視の進行抑制に関連しているという報告があります。直射日光でなくても日陰や木陰、くもりの日でもよいといわれています。ただ、紫外線は浴びすぎると良くないので、サングラスや日焼け止めなどの対策をしつつ、外で遊ぶ習慣をつけていただきたいですね。
すぐできる!セルフアイケア
こまめに目薬をさす

今はコンタクトレンズの性能が良くなり、目が乾きにくいものも販売されているので目薬を使わない方も増えていると聞きます。ですが、目薬には目を潤すことはもちろん、目に入った細かいごみを流してくれる役割もあります。約10秒間、目を開け続けることができない方はドライアイの可能性が高いといわれているので、ドライアイ専用のものを選ぶといいでしょう。
目元にホットタオル

目の周りを温めることで、血行が促進されて疲労軽減につながります。眼精疲労を感じた時におすすめです。時間があれば、ホットタオルの後に冷たいタオルで冷やすことでリフレッシュ効果もプラスできますよ。
日常で目を休ませる意識を持とう

目の健康を維持するために「目の休息」を積極的に取り入れることも大切です。スマホやパソコンを見続けたり、手元を見る作業が長時間続くことで少しずつ目の負担が大きくなります。
効果的な休息の取り方はありますか?
日常的に5分でも10分でもいいので目を休めることを意識していただきたいです。理美容師さんはカットやカラーなどで手元近くを見続けることが多いでしょうから、休憩時間に遠くを見る意識を持つだけでも有効だといえます。
具体的にどのように休ませるといいのでしょうか。
日本眼科医会が推奨している、30分に1回は20秒以上遠くを見て目を休めることを意識してみてください。
参照元:
https://www.gankaikai.or.jp/info/gigakko.pdf
あとは、室内の緑を増やすこともいいですね。緑色を見ることでリラックス効果も期待できます。
持ち歩き推奨!アイケアグッズ

目薬
ポケットに入れてもかさばりませんし、すきま時間にすぐ使うことができます。乾きが気になったらこまめに点眼しましょう。
サングラス
長時間、強い紫外線を浴びたり、紫外線を長期間に渡って蓄積する事によって目の病気を発症する場合があると言われているので、屋外で過ごす時はサングラスを着用しましょう。目から紫外線が入ることで「自分は日光の下にいる」と身体が反応して日焼けが進行するといわれているので、日焼け予防にもオススメですよ。
参照元:
ベリー類のドライフルーツ
目には「抗酸化物質」の摂取が良いといわれています。例えば、ブルーベリーやプルーンなどのアントシアニンが含まれるドライフルーツをおやつとして取り入れることで目の健康を内側からサポートしてくれます。サロンワーク中にお客様へお茶を出す時に、一緒に添えるのもいいですね。
目薬の選び方・使い方について

目薬の選び方について教えてください。
パッケージの表面に「眼精疲労」や「疲れ目」など症状名が書かれているので、ご自身の悩んでいる症状に合わせて選ぶのがおすすめです。
目薬に含まれる防腐剤についてはどのように気をつければいいでしょうか。
一般的に防腐剤は必要最低限の量しか含まれていませんので、そこまで不安視する必要はありません。どうしても気になる方は、小分けタイプのものを選んだり、防腐剤フリーのものを選ぶとよいでしょう。
花粉症によるかゆみを抑えるためには、点眼も内服薬同様に早めに対策したほうがいいのでしょうか?
いえ、症状が出始めたなと感じたタイミングで使っていただければ問題ありません。
南さんから理美容師の皆さんへメッセージ
目は日常的に酷使しているのにも関わらず、適切なケアがされないまま重大な症状が発症するケースも多いです。アイケアは短時間ですぐにできるものが多いので、仕事中もスタッフ同士でお互いに声を掛け合ったり、アイケアグッズをお店の休憩室に置くなどして、すきま時間でケアができる環境に整えることもオススメです。「目を休ませる」ということを日々意識して、目の健康寿命を伸ばしていきましょう!

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