理美容室向け脱毛の最新情報!
脱毛に関するさまざまな情報が出回っている今だからこそ、あらためて知っておきたいヘアサロン向けの脱毛情報を、全4回にわたってお届けします!
「 その脱毛知識、本当に正しいですか? 」
「 自信を持ってお客さまにお伝えできますか? 」
知っていると役に立つ脱毛知識!
ご自身とお客さまの快適な脱毛ライフのために。一緒に学んでいきましょう!
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第1回 話題のメンズ脱毛。ヘアサロンでもできる?
いまや脱毛は女性だけのものではありません。
男性も、衛生的な観点や、美肌を保つために、ひげ脱毛や全身脱毛に積極的。
性別関係なく人気の高い脱毛ですが、一方で最近はトラブルも多く心配な点も。
気にはなるけど、イマイチよく分からない「脱毛」の世界。
今さら聞きにくい質問に、エステティシャン(インストラクター)がポイントを絞ってお答えします!
今回教えていただく脱毛のスペシャリスト
インストラクター
・日本エステティック協会認定エステティシャン
・エステティック機器メーカー(タカラベルモント)で講師活動中
・脱毛に限らずエステ全般に精通している
・美しいものが好きで美容全般にめちゃくちゃ詳しい!
サロンオーナー(質問者)
サロンオーナー(40歳、男性美容師)
・メンズ美容に興味あり。
・奥さまがエステに興味あり!
・小学生高学年の息子が脱毛にも興味があるみたい。
ヘアサロンで脱毛ってやっていいの?
最近、僕のまわりでも「脱毛メニューを始めた!」という話をちょくちょく聞くんですが、美容室でそんな簡単に脱毛を取り入れてよいものなのかな?と思っているんです。実際に、脱毛したいという男性のお客さまや医療脱毛に通われているお客さまはうちでも結構いらっしゃるんですが、、、どうなんでしょう?
まずヘアサロンで脱毛をしてもよいかという点については、除毛と減毛を目的とした、エステティックサロン同等の「美容ライト脱毛」ならサロンでも行えます!お知り合いのヘアサロンで行われているのもおそらくこのタイプの脱毛ではないでしょうか。
光を使用した脱毛行為については、2001年(2001年11月8日)厚生労働省通知が出ており、本通知に抵触しない実施可能な脱毛サービスとして「美容ライト脱毛」が定義されていますので、こちらも参考にしてくださいね。
知っておきたい情報!
2001年11月8日 、厚生労働省医政局医事課長通知
「用いる機器が医療用であるか否かを問わず、レーザー光線又はその他の強力なエネルギーを有する光線を毛根部分に照射し、毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊する行為」 は、医師免許を有しない者が業として行えば医師法第17条に違反する。
日本エステティック機構及び日本エステティック振興協議会の「美容ライト脱毛」の定義
「美容ライト脱毛」とは、除毛・減毛を目的に皮膚に負担を与えず毛の幹細胞を破壊しない範囲で、エステテティックサロンにおいて行われる光脱毛をいう。
※日本エステティック工業会サイト参照 https://jeia.gr.jp/news/47/
ヘアサロンでは「永久脱毛」は行えず、「永久脱毛」を謳えるのは医療脱毛のみになりますので、ヘアサロンでは脱毛メニューの広告表現などにも十分に気を付ける必要があるんです。
すごく痛いって聞くけど本当?
脱毛って、すごく痛いですよね?以前医療脱毛に通っていましたが、、、
そうだったんですね。
脱毛の体感は個人差がありますが、脱毛部位や使用機器の脱毛方式によっても変わりますので、そのように感じられることもあるかもしれません。
医療脱毛の場合、レーザーを使用されることが多いですね。アレキサンドライトレーザーや、ダイオードレーザーなど様々な種類があります。
エステや理美容室で使用されているのは、美容ライト脱毛といういわゆる「光脱毛」です。
レーザーとは体感が異なりますので、痛みの感じ方も異なるかもしれませんよ!
一概に、脱毛=すごく痛い!というわけではないんです。
ただお伝えしておきたいのは、「痛みが強い方が良い。痛くないと結果が出ない。というわけではない」ということです。そのため美容ライト脱毛では必要以上に痛みを我慢して施術を受けられることはおすすめしていません。
一般的にはゴムで弾いたような体感が適切な光の照射レベルとなりますので、それ以上の痛みがある場合は光の照射レベルを下げていただく方が良いです。強い痛みを伴う強い光刺激は肌にダメージをもたらす可能性もあります。事前に毛の状態だけでなく肌の状態も確認した上で、光の照射を行うことが重要です。
また、毛周期にあわせて適切なタイミングで脱毛していくことが大切です。肌トラブルが生じてしまうと脱毛を行えなくなったり、結果的に脱毛周期が乱れて除毛変化を感じられるのが後ろ倒しになってしまうんです。つまり、適切な光の照射レベルで適切なタイミングで継続して実施することが結果を伴う脱毛への近道なんです。
さらには、施術後のケアもとても大事です。光の照射後は肌が乾燥しやすくなるので、施術後にはしっかり保湿と鎮静(冷却)をして、自宅でも保湿とUVケアを徹底してもらうようにお伝えし、極力肌トラブルのきっかけをなくしていきましょう。
ポイント
適切な光の照射レベルで、適切なタイミングで継続的に行うことが重要です
・痛みには個人差があります。
・痛い方が良いということはありません。
・光の照射レベルが高すぎるとお肌にダメージを与えます。
脱毛はトラブルもあると聞くけど、大丈夫?
脱毛といえば、「施術や料金などのトラブル」や「火傷などの訴訟問題」などが起こっていると最近ネットやニュースでも耳にするので、少し気になっているんです。
これらのトラブルは、事前に対策を取っていれば防げることがほとんどです。
たとえば、火傷などの皮膚トラブルのほとんどは、正しい知識や使い方を習得していないことが原因の場合が多いと思っています。このあたりは、脱毛に限らずヘアカラーでもパーマでも何でも正しい知識や使い方なしにはできないですよね。脱毛メニューも同じように正しい知識と使い方を学んでいただきたいと思います。
例えば、脱毛後に皮膚に赤みが出た時の対応方法などはイメージできますか?
実際に、脱毛後のお肌はとてもデリケートな状態なので、どんな肌状態の方でもしっかり冷やさなければなりません。冷却時間を長くしたり、ご自宅でのケアをしていただくことで一時的な赤みならおさまることもあるんですよ。
なるほど、脱毛をするにあたり、正しい知識や使い方を学ぶことが大切なんですね。確かに、いざトラブルが起こった時、問題が分からないと解決できないですよね。しっかり学ぶ。スキルアップが必要ですね!
はい。その通りです。カウンセリング時に脱毛施術のリスクや施術後の注意点なども書面などできちんと伝えておくことでお客さまの安心感や信頼感につながったという話もよくお聞きします。
もちろんトラブルが起きないのが一番ですよね。
トラブル回避のためにも、私たちも講習では使い方だけでなくカウンセリングについても細かくご説明するようにしています。
まとめ
正しい知識と使い方を身に付ければヘアサロンでも脱毛は可能です!
潜在ニーズの高い脱毛だからこそ、いつものヘアサロンで脱毛できたらうれしいお客さまは多いはず♪
お顔やお悩みを知っているプロの技術者にやってもらえるという”安心感”と、通っていただきやすい環境、お客さまのライフスタイルにあった提案ができる、というのはヘアサロンならではの特徴ともいえるのではないでしょうか。
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